7月30日(木)、奈良県橿原公苑明日香庭球場にて「近畿インターハイ」ソフトテニス男子個人戦2日目が行われ、決勝戦では内本/丸山(大阪・上宮)が大逆転勝利をおさめ優勝を飾った。
例年であればインターハイ2日目はここで終わるが、今年は試合進行の都合により個人戦表彰式後、男子団体の1回戦が行われた(対戦結果の詳細は、リンクよりソフトテニスIH特設ページへ)。これにより、実に16校のチームが最終日を待たずにインターハイ会場を去ることとなった。この施策については今後議論を呼びそうなところだが、選手たちにとっては、そこは憧れ続けた青春の舞台。誰もがまっすぐな眼差しで勝利を目指し戦っていた。
同じインターハイ、同じソフトテニスのルールであっても、個人戦と団体戦には大きな違いがある。個人戦では振るわないが団体戦となった途端に力を発揮する選手というのが少なからず存在する。それゆえ、チームとして団体戦に重きをおく学校も少なくない。「ベンチでチームメイトが見ていてくれる」「自分の勝利がチームの喜びになる」――団体戦のそういった構造が、ときに高校生の無限の可能性を引き出す糧となるのである。
先に一回戦を終えたことにより、最終日は朝一番からシード校が登場する。そうでなくとも波乱の起こりやすい第1試合。”何が起こるかわからない”インターハイ3日目は、試合開始の8時30分から王者が決定するまで、いっときも目が離せない――。
(ソフトテニス・マガジン/◎Q本)