「近畿インターハイ」ソフトテニス男子は31日(金)、最終日を迎え、奈良県橿原公苑明日香庭球場にて団体戦が行われている。2回戦はすべての対戦を終え、3回戦進出の顔ぶれが揃った。
ベスト16に駒を進めたのは以下のとおり。
三重(三重)
黒沢尻北(岩手)
熊本工業(熊本)
和歌山北(和歌山)
高田商業(奈良)
大牟田(福岡)
学法石川(福島)
尽誠学園(香川)
東北(宮城)
北海道尚志(北海道)
岡崎城西(愛知)
能登(石川)
八戸工大一(青森)
都城商業(宮崎)
羽黒(山形)
上宮(大阪)
前日に1回戦を終えていたことは、あるいはシード校にとって有利だったかもしれない。1回戦で体も心も温まったノーシード校がその勢いにのり、2回戦が初戦となるシード校を破るような波乱は今大会では見られなかった。優勝候補と目されるチームの多くは、3-0の貫禄勝ちで早々と3回戦進出を決めた。特に、個人戦でまさかの初戦敗退を喫した田邊/内田を擁する三重は、明徳義塾を相手に4-1、4-0、4-1という完全勝利で団体戦への意気込みを示した。
逆に、実力が拮抗したカードでは大接戦が目立った。特に、黒沢尻北(岩手)対宇都宮短大附(栃木)、岡山理大附属(岡山)対和歌山北(和歌山)、木更津総合(千葉)対羽黒(山形)の3対戦は、どれも1-1の3番勝負がファイナルゲームにもつれ込む緊迫した展開となり、各コートをとり囲むチーム応援団たちの祈るような眼差しが印象に残る。
勝っても負けても、選手たちの夏は今日で終わる。流れ落ちる汗とともに、これまで積み重ねた努力が清々しく昇華されることを願うばかりだ。
(ソフトテニス・マガジン/◎Q本)