プレー&コラム
2016.03.21
熱中!審判教室「採点表、ちゃんとつけられてる?」ケース・スタディ01
月曜連載・ルールとマナーのおはなし
みなさん、自信を持って「審判」できてますか?
ソフトテニスでは敗者審判制が多く採用されており、審判員資格がないと出られない大会もあります。自分が審判をするときに戸惑わないため、また試合において自信を持ってプレーするためにも、いまいちど「審判教室」でルールをおさらいしておきましょう。まずは、採点票をきちんとつけるために必要なことから、講義を始めます!
登場人物紹介
ケース・スタディ01:採点表の○×を逆につけちゃった!
今井先生の解説
試合前に大きな声で名前を呼ぶべし
中学生の大会で起こりがちなミスですね〜。この場合、プレーが切れた時点でタイムをかけ、採点票を修正し、○×を付け直してください。
恐らく試合前に「今から試合を始めます」とだけ言って、名前をコールしないで始めてしまったのでしょう。試合前、正審は「剛田/鬼瓦ペア対綾小路/神楽坂ペアの試合を行います」と、両ペアの名前(と学校名)を読み上げて返事をしてもらい、その選手たちがちゃんとコートに来ているかを必ず確認すること。
そして試合が終わる時にも「④−1で○○/××ペアが勝ちです」と名前を言ってあげる。さらに勝者サイン欄にサインをもらえば、このミスは防げるはずです。
補足+アドバイス
異議は即警告、質問は疑問形で
綾小路さんが警告を受けたのは、競技規則40条「異議の申し立ての禁止」に違反したため。「インだよ(だろ)」は異議ですから、即警告の対象になります。質問なら「インではないですか」と疑問形で聞きましょうね。
取材・構成/内田麻衣子、深作友子 イラスト/渋谷花織 WEB用リライト/Q本かよ