私学選抜とアゼリアを制した文大杉並と三重が入ったブロックは激戦必至
いよいよ明日開幕する第41回全日本高校選抜大会。その前哨戦といえる第50回全日本私立高等学校選抜ソフトテニス大会で女子はアゼリアカップ同様、前評判の高い三重と文大杉並が決勝でぶつかった。文大はアゼリアで不在だった林田と宮下こころも復帰し、三重も大貫が復帰と本来の戦力に。その私立高校選抜はまたも文大に軍配が上がった。
代替わりした昨季三冠の和歌山信愛も、私立高校選抜で文大には敗れたもの4強入り。第一シードの信愛の初戦は大会2日目の3月29日の第1試合、初出場の公立・高崎女子と愛媛の強豪・済美との初戦勝者が信愛とぶつかる。
もう一方のシード・文大は2日目の第二試合。北海道尚志と試合巧者の修大附鈴峯との勝者が文大と対戦する。2日目は昨年2位の高岡西の初戦もあり、目が離せない。
U―17選手4人を擁し、アゼリアカップ、私学選抜と2位だった三重は初日3月28日の最終試合に登場する。私立高校選抜で4強に入った昇陽も初日の最終戦。初日から目が離せなさそうだ。
戦力豊富な高田商業、春連覇を目指す三重、昨夏の覇者・上宮に要注目
高校男子は、身体能力を生かしたスピーディーなスーパーショットやダブルフォワードなどの戦術を駆使した戦いでファンの目を引く。
先日終了した私立高校選抜を見てみると、世代トップペアと言える1年・上岡/広岡擁する上宮が団体優勝、上岡/広岡は個人も三重の田邉/内田を下して二冠に輝いた。昨夏の王者・上宮は勢いをつけて愛知に乗り込む。シード・上宮の初戦は大会2日目の3月29日、第一試合となる。対するは松江工業vs鹿児島の勝者。会場でスーパープレーを目に焼き付けたい。
そして、公立校のため私立高校選抜には出場しないが、2月のアゼリアカップではこの上宮を決勝で撃破した名門・高田商業の仕上がりが最も気になるところだろう。高田商業は初日の最終戦に登場する。対するは千葉の初出場・昭和学院。昨年夏個人3位の溝端/金子はじめU-17のメンバー5人がそろう高商。『奪還』をテーマに頂点をねらうチームは、どんな戦いを見せるか。高田商業が勝ち進めば、対する山には昨春の覇者・三重も上位をうかがっている。
地元・岡崎城西もアゼリア4強、私立高校選抜2位と好調。注目だ。