東京体育館で開催されていた第61全日本女子選抜大会は、2日に予選リーグ、3日にはダブルスの準々決勝からとシングルスの準決勝からが行われ、ダブルスは柿崎あやの/黒木瑠璃華(ヨネックス)、シングルスは貝瀬ほのか(和歌山信愛高)がそれぞれ初優勝を果たした。同シングルスで高校生が優勝するのは、第57回大会の平久保安純、第58回大会の尾上胡桃に次いで3人目となる。ダブルス優勝の柿崎/黒木は11月の予選会でペアを組み、3次リーグへ進出した今季注目のペア。今大会がペアとしての初タイトルとなった。
今年から新たにナショナルチーム男子のエキシビジョンマッチが行われ、シングルスは長江光一(NTT西日本広島)が1位、ダブルスは安藤優作/安藤圭祐(早稲田大)が1位。女子は真剣勝負、男子は見せ場をつくりつつ、白熱した戦いを披露し、会場を盛り上げた。
【シングルス決勝】
貝瀬ほのか(和歌山信愛高) G④-3 平久保安純(早稲田大)
貝瀬ほのかコメント
「平久保先輩は強かったですが、勝ててうれしいです。今年は全日本シングルスで優勝できるように頑張りたいです。(女子選抜は4年前に)平久保先輩が高校生で初優勝して、3年前は尾上(胡桃)さんが優勝した。自分も高校生で優勝したいと思っていたので夢がかないました」
【ダブルス決勝】
柿崎/黒木(ヨネックス) G⑤-3 河村/石井(ワタキューセイモア)
柿崎あやのコメント
「絶対優勝したいと思っていた。今年は去年より上を目指しします」
黒木瑠璃華コメント
「(柿崎が)走って粘ってくれる。安心して自分のテニスができます」