5月15日、奈良県・橿原公苑明日香庭球場にて、第23回全日本シングルス選手権大会の2日目が開催され、男女の優勝者が決定した。
大会2日目は、男女とも16強決めから開始された。男子は船水颯人(早稲田大)、長江光一(NTT西日本広島)、増田健人(和歌山県庁)、船水雄太(NTT西日本広島)がベスト4に進出。決勝は過去3度の優勝を誇る長江と、4年ぶり2度目の優勝を目指す増田の対決となった。決勝戦、序盤で3ゲームを連取した増田だが、長江も意地を見せて4G目から3ゲームを立て続けに奪い返し、勝負はファイナルへ。最後は増田が長江を振り切って栄冠に輝いた。
女子の準決勝は、徳川愛実(ヨネックス)と貝瀬ほのか(和歌山信愛高)、林田リコ(文大杉並高)と志牟田智美(神戸松蔭女子学院大)の顔合わせになり、ベスト4に高校生2人が入ったことで、男子でも見られた高校生の活躍をより印象づける形となった。そして、徳川と林田の対決となった決勝戦は、両者ともに譲らずファイナル勝負に。2−4とリードされ苦しい徳川だったが、ここから5ポイントを連取して初優勝を決めた。
また、増田と徳川はこの優勝により、アジア選手権の代表に内定している。
吉井伸行 写真◎Yoko Emi