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熱中!審判教室「インターフェア」ケース・スタディ03

みなさん、自信を持って「審判」できてますか?
ソフトテニスでは敗者審判制が多く採用されており、審判員資格がないと出られない大会もあります。自分が審判をするときに戸惑わないため、また試合において自信を持ってプレーするためにも、いまいちど「審判教室」でルールをおさらいしておきましょう。

インターフェア

インターフェアは英語で「邪魔をする、妨害する」といった意味で、野球やバスケットボール、バドミントンなど、比較的多くのスポーツのルールに存在しています。野球だと打撃妨害や守備妨害がインターフェアですね。
 ソフトテニスでは、相手選手やプレーへの妨害行為がインターフェアとなります。その行為が反則であり、失ポイントというのは頭では理解していても、「インターフェア」と正確にコールできていない中学生が多いかと思いますので、ここであらためて整理しておきましょう。
『ソフトテニスハンドブック』には下の8項目がインターフェアに該当すると書かれています。ちょっと分かりにくいなあというものは今回マンガで紹介していますので、中学生のみなさんは参考にしてください。
 なお、インターフェアに当たる行為があった場合、正審は反則があったペアを人差し指で指して「インターフェア」と大きな声でコールしましょう(大きい声を出すのは審判の基本ですよ)。
 指を指すときには目に向けると嫌がる選手もいるので、斜め下ぐらいがいいですね。ルールとともにこういった審判技術も覚えていきましょう。

登場人物紹介

ケース・スタディ03:他にもこんなインターフェア

今井先生の解説
風の強い日は飛ばないように!

 いずれもめったに起こることではないですが、「インターフェア」としっかりコールできるように覚えておきましょう。
 なお「自分の身につけているものが相手のコートに落ちた……」には帽子以外にもメガネ、ハンカチ、タオルが含まれます。風が強い日の屋外などでは注意が必要ですね。
 そして、ここで取り上げていませんが、中学生によくあるインターフェアが「レシーバーがレシーブを終わる前に、パートナーがそのサービスコートに触れた」ではないでしょうか。『うっかり真ん中で構えていて、サービスセンターラインを踏んでいた』『自分のパートナーがレシーブを終える前に、サービスコートに入ってしまった』はインターフェアを取られます。サービスセンターラインは越えなくても、踏めば「サービスコートに触れた」扱いです。

補足+アドバイス
打った後に手から離れるは○

「手から離れたラケットで返球」は、打った後に手からすっぽ抜ける分には問題ありません。打つ前に手から離すのがNGです。そもそも、うまく返球できる保証はありませんが。


『熱中!審判教室「正審、副審の判定区分って」』は、ベースボール・マガジン社発行「熱中!ソフトテニス部」24号に掲載されたコンテンツです。バックナンバーはコチラよりお買い求めいただけます。

取材・構成/内田麻衣子 マンガ/渋谷花織
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