いよいよ開幕! ハイスクール・ジャパンカップ2016@札幌!
「ハイジャパ」はここが面白い3つの理由とはー?
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6月22~26日にかけて、札幌市の市営円山庭球場にて第45回 ゴーセン杯争奪戦『ハイスクールジャパンカップ2016』が開催される。
What’s 『ハイジャパ』!?
「ハイスクール・ジャパンカップ」略して「ハイジャパ」は、ソフトテニスの公認メーカーのひとつであるゴーセンが主催する高校生の大会だ。歴史も長く、時期的にも「インターハイの前哨戦」と言われているが、毎年北海道札幌市で開催されるため「観にいくにはちょっと距離が…」というひとも多いだろう。しかしこの「ハイスクール・ジャパンカップ」、高校生の大会のなかでも特色のある面白い大会なので、ぜひ注目してほしい。
★「ハイジャパ」のここが面白い!・その1『狭き門』
出場資格は公式サイトの大会要項で確認できるが、要するに、いくつかの推薦枠があるほかは、原則として各都道府県で優勝した1ペアしか出場できない。インターハイでさえ基本的には各県6ペアの出場枠があることを思えば、「ハイジャパ出場」は正真正銘の「狭き門」と言える。
★「ハイジャパ」のここが面白い!・その2『フリー抽選』
ハイジャパでの組み合わせは、シングルス・ダブルスともに、開会式前に行う組み合わせ抽選会(フリー抽選)によって決定される(出場枠の多い北海道代表選手のみ例外)。実績に関係なく、である。たとえば前年度のインハイ優勝者と準優勝者が同じ予選リーグでいきなりぶつかる可能性だって大いにあるわけで、だからこそ番狂わせも起こりやすく、他ではなかなか見られないドラマが生まれるのである。
★「ハイジャパ」のここが面白い!・その3『個人戦・シングルス』
ハイジャパは、シングルス・ダブルスの個人戦のみの大会だ。高校生の大会において個人戦に特化した大会は少なく、とくにハイジャパでは2013年からシングルスを導入し話題をよんだ。先に行われた全日本シングルス選手権で上位に食い込む活躍を見せた高校生プレーヤーも多く、そのレベルの高さは必見である。またハイジャパでは海外選手の推薦枠を設け、今年度も韓国からHWANG BO EUN/HAM MIN-SIK(安城)、LEE MIN-SEON/PARK JI-HAE(慶北觀光)の2ペアが参加する。おなじ高校生という枠組みのなかで世界と戦える貴重な大会と言えるだろう。
ハイスクール・ジャパンカップ・ドリーム!
そしていちばん面白いのは、ハイジャパには一発逆転の夢があるのだ。
「狭き門」を突破するのは必ずしもその県のエースペアとは限らない。とくに予選時期がインハイ予選とも重なるため、あれやこれやの葛藤のなか意外なペアが代表権を獲得することも珍しくはない。そして「フリー抽選」が起こす番狂わせの中で、そのペアが勢いにのってハイジャパで結果を残し、このタイミングで大きな自信をつけた選手がインターハイで大化けする、という事例が過去に何度も見受けられた。「ハイジャパ」は、そんな不思議な魔力がある大会なのである。ソフトテニスマガジン・ポータルでも随時レポートをアップしていく予定なので、ぜひチェックしていただきたい。
詳しい日程・会場は以下のとおり。
- 22日(水)公開練習
- 23日(木)公開練習・開会式・レセプション・組合せ抽選会
- 24日(金)シングルストーナメント[ベスト4まで]・公開練習
- 25日(土)シングルス準決勝~決勝・ダブルス予選リーグ
- 26日(日)ダブルス決勝トーナメント
《会場》
札幌市営円山庭球場
《大会公式サイト》
ゴーセン杯争奪戦 ハイスクール・ジャパンカップ