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2016.06.25

ハイジャパ2016シングルス 雨天の悪コンディションでも頂点に立ったのは『やっぱり!』『強すぎ!』な名手2人

ゴーセン杯争奪戦 ハイスクール・ジャパンカップ2016

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朝から冷たい雨が降り続いた北海道札幌市。9時から開始予定だった「ハイスクールジャパンカップ2016」のシングルス準決勝開始は午後1時に延期された。

男子は上松俊貴が連覇

午後1時、まだ小雨の続く中プレイボール。男子は昨年優勝した岡山理大附の上松俊貴が内田理久(三重)をG④-2で下し決勝へ。対するは塩田海(尽誠学園)をファイナルの末に破った松久大地(大分商)。前日に続きファイナルを経て勝ち上がった松久は気迫十分だったが、王者・上松はここまで5試合に失ゲーム4の安定した強さで決勝も松久を寄せ付けず。随所に高校生離れしたプレーで2年連続王座に立った。2013年に始まったシングルス男子は、船水颯人(東北、現早稲田大)、上松と連覇が続いている。

今年もやっぱり上松は強かった! 11月には千葉のアジア選手権に日本代表として出場する超高校級前衛

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準優勝は気合十分な九州男児、大分商の松久。オールラウンド前衛

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男子シングルス4強は全員前衛。左から優勝・上松(岡山理大附)、準優勝・松久大地(大分商)、3位・内田理久(三重)、塩田海(尽誠学園)。例年の羊の縫いぐるみに代わり、今年からクリスタルのトロフィーが

男子シングルス4強は全員前衛。左から優勝・上松(岡山理大附)、準優勝・松久大地(大分商)、3位・内田理久(三重)、塩田海(尽誠学園)。例年の羊の縫いぐるみに代わり、今年からクリスタルのトロフィーが

女子は貝瀬ほのかが優勝!

 女子の準決勝、一方の山は修大附鈴峯の同士討ち。しかもペアどうし。笠井菜々子vs森本彩鼓。笠井がリードしながらも森本も追いつき、ひどさを増す雨風の影響もありファイナルとなった試合を最後は笠井が競り勝った。もう一方は昨年も決勝に進んだ貝瀬ほのか(和歌山信愛)と黒田奈穂子(就実)が激突。黒田がG3-0と畳み掛けるが貝瀬も折れない強さを見せファイナルに追いつき、最後は貝瀬が逆転勝利。
 決勝の貝瀬と笠井はこれまで何度か対戦経験あり。今回は、準決勝で追い込まれながらピンチを切り抜け、昨年の信愛の先輩・笠井佑樹(現日本体育大)に続き優勝したいと強い思いを持つ貝瀬がG④-1で制し優勝を果たした。
 なおこの後ダブルスも、リーグ戦の予定を雨天のため変更しすべてトーナメントで行われ、強まる風と雨の残るなか、2回戦までを終えた。男子は注目の三重・田邉/内田に羽黒・宮崎/若月が、山本/松久(大分商)に人見/伊東(松山)が勝利するなど、シングルスで活躍を見せた選手擁するペアが初戦で姿を消す戦国模様のハイジャパダブルス。明日も目が離せない!

頂点に立ったサウスポー後衛の貝瀬。4月の全日本女子選抜でのシングルス優勝、社会人も相手にしながら5月の全日本シングルスで4強入り。今大会でも高い実力通りの結果を残した

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準優勝の修大附鈴峯・笠井菜々子は2年生。これから楽しみ!

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女子シングルス4強面々。左から優勝・貝瀬ほのか(和歌山信愛)、準優勝・笠井菜々子(修大附鈴峯)、3位・森本彩鼓(修大附鈴峯)、黒田奈穂子(就実)

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朝はどしゃぶり、夕方にようやく青い空ものぞいたが強風と小雨に見舞われた1日だった

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シングルス最終結果

男子

2016シングルスドロー(男子)最終

女子

2016シングルスドロー(女子)最終

取材◎深作友子
写真◎井出秀人