日本代表合宿で聞いたインターハイの思い出
編集長なるみのこぼれ話
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日本代表合宿取材@山口県・宇部マテ“フレッセラ”テニスコート! 5日目を迎えた合宿は、初日から男女24名全員が参加しています。ということで! 季節柄、インターハイの思い出を選手に聞いてみましたよ。
練習後の強い西日の中、皆さんが語ってくれたのは勝った喜びではなく、負けたこと。そして、負けをどうとらえて進んできたかって話でした。今をときめく日本代表選手が、ですね。
今年インターハイが行われる岡山県・岡山理大附出身の長江光一さん(NTT西日本広島)は、準決勝で当時のライバルと激突、熱戦を制して決勝へ。そこで、敗れているんです。
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まず初戦、ものすごく緊張してしまって、ファイナルでマッチまで握られた。あのときは、本当にやばいって思いました。ただ、焦りはなかったかもしれない。(初戦突破の要因は--)気持ちですよ。何とかしよう、何とかしてやるって考えてました。3年間、インターハイで優勝するために、そこ(決勝)で勝つためにテニスをしていた。僕は勝てなかったけど今思うと、すごく青春していたなって思います。
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桂拓也さん(和歌山県庁・写真中央)は高田商業出身。絶対本命として大会に臨み、団体3回戦で3番勝負の末、まさかの1-2負けを喫しました。
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選抜(春)もハイジャパ(直前)も、インターハイの個人も(高田商業とそのメンバーが)勝っていて、国体も優勝。振り返ってみると、インターハイの団体だけが優勝できなかったことになります。プレッシャーは……ありましたよ。かなり。はははっ。地元開催でしたし。スキなく、本番迎えたつもりだったんですけれどね。それでも負けちゃった(その秋、国体で優勝)。正直、切り換えは難しかった。それでもみんながまとまって国体に向かえたのは、紙森先生(監督)のおかげです。つい最近、1年くらい前にあらためて先生と話す機会がありました。あの負けがあるから今があるんやなって、思いますね。
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え、インターハイですか……というお顔だった日本代表の皆さん、唐突にごめんなさい。話すうち、じんわり当時の思い出がよみがえって、視線を落としたり、思い出し笑顔 をされている表情が印象的でした。長江さん、桂さんたちのお話の全編は、ゆっくりとソフトテニス・マガジン7月発売号で。