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2016.07.18

【インハイ応援企画】ルーキー対談・内本隆文×因京将 Vol.03「どんな陣形でも、対応できる選手になりたい」(全4回)

前年度のインターハイチャンピオン・準チャンピオンにインタビュー

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2016年のインターハイも間もなく開幕する。昨年のインターハイ個人決勝で歴史に残る死闘を繰り広げた内本/丸山(上宮高)vs因/米澤(能登高)。内本隆文と因京将の両後衛はともに早稲田大に進学し、現在はエンジのユニフォームを身にまとって、インカレ日本一を目指す(両前衛は現在、明治大)。11月のアジア選手権の日本代表に選出された内本、全日本シングルスで8強入りを果たした因。注目ルーキーの2人に、インターハイを振り返ってもらいつつ、近況を聞いた。

内本隆文

うちもと たかふみ
早稲田大1年
右利き/後衛、上宮高出身

因京将

ちなみ きょうすけ
早稲田大1年
右利き/後衛、能登高出身

どんな陣形でも、対応できる選手になりたい

ソフトテニスマガジン・ポータルの読者層である中高生向けの質問です。男子は特に、中学・高校・大学と身体が大きく変化していく時期だと思います。おふたりは、身長が急に伸びた時期などはありましたか?

因:高校ではちょっとです。中学で伸びたのかな。中学に入ったときは161cmくらいあって、卒業のときは176やったんで、15cmくらい伸びましたね。

内本:僕はいま171cmで……。

因:ウソつけ(笑)、絶対170ないって!

内本:おととい測ったら、あったし! まぁ、ちょっと背伸びして171cmです(笑)。高校時代は3cmくらいですかね、伸びたんは。

特に男子は、高校から大学に入るタイミングで身体が大人としてでき上がってくるというイメージがあります。

内本:僕は、いま困ってます。ナショナルチームの合宿に行ったら、先輩はもう体格がすごいんで。それについていけるレベルの筋力や体力がない。つけなきゃいけないなっていうのは、ずっと思ってます。

大学生になると、パワーのレベルが一つ上がると言われます。

内本:感じますね。力も、スピードも、全然、違います。

因:僕は中学のときに身長がすごく伸びて、成長痛もひどかった。身長が高くなると、それに合わせて、フォームも、もっとヒザを曲げて、腰を落とさないといけなくなる。それがすごい大変でしたね。意識して、腰を落として、重心を低くして打つようにしてました。

内本:僕、それやったら身長止まったんやけど(笑)。中学のときにちょっと背が伸びて、「重心、落とさな」思ってやったら……。ああ、ヒザ曲げすぎたせいやわ(笑)。

因:イヤイヤやめとけ、中高生のみんなヒザ曲げてくれんくなるやん!(笑)

3月のアジアカップひろしまは、ペアを組んで出場されましたね。

内本:(因と)組んで、練習も6回しかやってない状況だったので。

因:まだダブ後(ダブル後衛)の戦い方がお互いつかめていなくて。点の取り方に困って、そのまま試合終わったみたいな感じです。

ふたりで組むときはダブル後衛? ダブルフォワード?

内本:相手によります。

因:はい。

陣形について、「雁行陣の試合の方が面白い」という意見も多いですが、実際にダブルフォワードをやってみてどうですか?

因:雁行陣の方が、駆け引きなどは面白いです。ただ、国際大会になるとハードコートが主流になるので、カットの対策などは、ダブルフォワードが強いかなとは思います

内本:僕も雁行陣の試合が面白いとは思いますけど、ダブルフォワードもちゃんと使えるようになりたいです。そして、相手がダブルフォワードだったときに対応できるようになりたいと思います。

因:結局、どんな陣形になっても対応できるようにならないといけないので、挑戦できることはどんどんしていきたいです。

アジアカップひろしま PHOTO/MOE SASAKI

アジアカップひろしま
PHOTO/MOE SASAKI

アジアカップひろしま PHOTO/MOE SASAKI

アジアカップひろしま
PHOTO/MOE SASAKI

取材/内田麻衣子・Q本かよ