「2016 情熱疾走 中国総体」ソフトテニス競技男子個人戦2日目が備前テニスセンターで8月3日(水)に行われた。男子ならではの身体能力を生かしたスピーディーな試合が各コートで見られ、初日を勝ち抜いた64ペアが日本一を目指した。
中学では全中日本一に輝き、中学時代からナショナルチームに選出され、今年は日本(千葉)開催のアジア選手権に初の代表入りを果たすなど、注目を一身に集めていたのが超高校級オールラウンド前衛の上松(岡山理大附)。キャプテンサウスポー・本倉とのペアでインハイ前哨戦といえる6月の北海道のハイスクールジャパンカップでダブルスを制し(上松はシングルスとの二冠)、地元岡山での活躍が期待されていたが、前評判の高さそのまま、危なげなく頂点へ駆け上がった。
ハイジャパではペアの本倉のキレのあるプレーが評判を呼んだが、インハイでも本倉の勢いは失われることなく、大橋監督も「ハイジャパ同様、今日も本倉がすごく良かった」と絶賛する出来ばえ。上松の見ごたえあるネットプレーはもちろんのこと、2人の向かうところ敵なしを感じさせた。準決勝では第1シードの溝端/金子(高田商業)に持ち味を発揮させず、0で一蹴。決勝では同じく高田商業の2年ペア・山根/根本を相手に2G奪われたのみ。ファイナルにもつれる試合はなく、抜群の安定感だった。
【優勝】本倉健太郎/上松俊貴(岡山理大附)
【準優勝】山根稔平/根本大地(高田商)
【3位】
溝端亮二/金子大祐(高田商業)
田邉雅人/内田理久(三重)
【5位】
上岡俊介/広岡 宙(上宮)
米吉 陸/飯田脩三(高田商)
田辺啓人/小宮山健斗(笛吹)
谷口 睦/三輪惇平(高田商)
ソフトテニス・マガジン編集部、カメラ・井出秀人、川口洋邦