社会人ナンバーワンペアを決める個人戦
9月3日(土)、4日(日)に社会人ペアのナンバーワンを決めるダブルスの個人戦、全日本社会人選手権が茨城県神梄市の神梄市海浜運動公園テニスコートで行われる。今年度の出場選手およびドローは大会開催当日に発表される予定だ。過去4度の優勝を果たしているシノコバも要注目だが、ソフトテニス・マガジンポータルは昨年度優勝ペアを出したNTT西日本広島勢、ワタキューセイモア勢にロックオンしたプレビューをお届けする。
※トップ画像はNTT西日本広島の船水(左)とミズノの九島。社会人となり所属は違うが、個人戦でペアを組んでいる。8月末のコリアカップでダブルス優勝
第44回全日本社会人選手権大会
9月3日(土)競技開始9:30~
一般男女@神梄市海浜運動公園テニスコート
成年男女@鹿島ハイツスポーツプラザ
9月4日(日)競技開始9:00~
全種別@神梄市海浜運動公園テニスコート
サーフェスは砂入り人工芝コート
2015年度成績
一般男子
優勝 村上雄人/中本圭哉[NTT西日本広島]
2位 桂 拓也/塩嵜弘騎[和歌山県庁]
3位 吉田雄紀/宮田裕章[太平洋工業]
3位 増田健人/柴田章平[和歌山県庁/同志社クラブ]
一般女子
優勝 北浦有華/松本英里佳[ワタキューセイモア]
2位 宮代恵実/石井友梨[ワタキューセイモア]
3位 吉川明見/端地まどか[きのくに信用金庫]
3位 中川瑞貴/阿部悠梨[ナガセケンコー]
【一般男子】このチームはまだまだいけるbyNTT・堀監督
連覇がかかるNTT西日本広島の村上雄人(三重高→愛知学院大卒)は1年目前衛の林大喜(上宮高→同志社大卒)と組む。ペアの中本が昨年度限りでチームを離れ、村上は春先から「挑戦」の1年と意気込み、林とのペアでは西日本選手権3位と結果を残している。その西日本選手権を制した水澤悠太(山形中央高→日本体育大卒)/長江光一(岡山理大附高→早稲田大卒)の2016日本代表組は2013年度にペアで3位入賞も、ともに優勝経験はない。同じく2016日本代表で社会人1年目の船水雄太は、東北高→早稲田大と組んできた九島一馬(ミズノ)と初参戦。水澤、長江、船水は11月のアジア選手権も控えるが、NTT西日本広島の堀晃大監督は「代表組には(国内の大会で)『調整するな』と言っている。個人タイトルを獲って、いい形で国際大会へ」と語る。今年度、「個人、団体とも出場する大会すべてでタイトル獲得」を掲げるNTT西日本広島。「去年の今の時期より個々のレベルは上がっている。このチームはまだまだいける」という堀監督の下、進撃は続くか。
13、15年に村上とともに2度の全日本社会人優勝経験を持つ中本圭哉(音戸高→早稲田大卒→NTT西日本広島→福井県庁)は今季、地元・広島から福井へと活動の場を移した。今年は鈴木琢巳(東北高→中央大卒→福井STC)との新ペアで出場予定。「去年は雁行陣での優勝でしたが、今、鈴木とダブルフォワードに取り組んでいます。今年始めたばかりなのですが、しっかり連係を取っていきたい。東日本選手権(7/16、17・新潟)では、初めてダブルフォワードで出たのですが3位に入れたので」と、手応えも感じている様子。中本が正クロスに入る中本/鈴木のダブルフォワード。新ペアにも注目したい。
【一般女子】勢いがあると思いますbyワタキュー・橋本監督
昨年度は北浦/松本、宮代/石井でワンツー・フィニッシュを果たしたワタキューセイモア。勢いそのまま、8年ぶりに日本リーグのタイトルを獲得した。宮代が昨年度限りで引退し、河村佳奈(福知山成美高卒)/石井友梨(鈴峯女子高→早稲田大卒→アキム)、北浦有華(姫路商業高→神戸松蔭女子学院大卒)/岸田恵実(高島高→神戸松蔭女子学院大)、西日本選手権を制した越智真琴(鈴峯女子高卒)/松本英里佳(長野商業高→和洋女子大卒)ら6ペアが出場する。「全日本実業団選手権、コリアカップを制し、勢いがあると思います」と橋本孝明監督。チーム内の激しいレギュラー争いで個々が力を伸ばしているワタキューセイモア、昨年に続き、決勝で同士対決も見られるかもしれない。
※全日本社会人選手権の結果は大会終了後にソフトテニス・マガジンポータルでお届けする予定です