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2016.10.17

アジア選手権の予習 4大国際大会の第1回大会を懐かしの誌面で振り返る

第8アジア選手権カウントダウン企画 第2回

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右は1976年1月号で表紙は第1回世界選手権。写真は暗いが、ハワイ開催。左は1989年2月号で第1回アジア選手権の特集号。韓国の優勝ペアが表紙

11月16日から第8回アジア選手権大会が千葉県千葉市蘇我のフクダ電子ヒルスコートで開幕する。日本でアジア選手権が開催されるのは2000年の佐賀大会以来となる16年ぶりのこと。ソフトテニスの4大国際大会では、2003年に広島で行われた世界選手権以来、13年ぶりとなる日本開催だ。ソフトテニス発祥の地として、ぜひとも今回のアジア選手権を盛り上げたいところ。全国のソフトテニスファンのみなさんにぜひとも現地で観戦してもらいたい、一緒に盛り上げてもらいたい、ということで、ソフトテニス・マガジンポータルでは、第8回アジア選手権カウントダウン企画として、アジア選手権にまつわる情報をお届けしていきます。11月17日の競技スタート(シングルス)まであと1か月!

あのレジェンドたちの選手時代

ソフトテニス・マガジンの前身『軟式テニス』が創刊したのは1975年9月号。なお、創刊号はインターハイ特集だった。ソフトテニスの4大国際大会の一つである第1回世界選手権が行われたのが1975年なので、ソフトテニス・マガジンには日本の国際大会での奮闘がすべて記録されている。当時の懐かしい誌面とともに、4大国際大会の第1回大会を年代順に振り返ろう。

 

第1回世界選手権/1975年@アメリカ・ハワイ州
1976年1月号掲載

「ヤッタぞ西田・時安、初の世界一!」

日本、韓国、台湾、ハワイ、ベネズエラ、ブラジルなどが参加。男子ダブルスでは西田/時安が優勝し、ベスト4を日本勢が独占した。当時の誌面では「ヤッタぞ西田・時安、初の世界一!」とのちに名指導者となる西田/時安を祝福。男子は国別で韓国を破って優勝。女子は決勝で韓国に敗れている。当時からソフトテニス界で日韓はライバル関係であった。男子ダブルス3位の沖田、大木ペアは「ハワイの女子選手に大もて」という気になるキャプションも。

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左ページ右下が「大もて」の沖田、大木。70年代の誌面はキャプションに味わいがある

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巻頭カラーを飾った西田/時安ペア

 

第1回アジア選手権大会/1988年@日本・名古屋
1989年2月号掲載

「神崎・小野寺の個人2位だけ」

自国開催だったが、日本は苦戦を強いられる。男子ダブルスでは神崎/小野寺が2位に入るも、男女とも中華台北、韓国の後塵を拝する。男子団体・個人は韓国、女子団体・個人は中華台北が戴冠。日本女子団体は3位。男子の監督は時安氏、女子の監督は東芝姫路の金治監督だった。

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左上の写真左から2人目が金治監督

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第1回東アジア競技大会/1993年@中国・上海
1993年8月号掲載

「戸惑いの上海」

ソフトテニスはオープン競技として行われ、団体戦のみ。男女とも1位は韓国で、日本は男子団体3位、女子団体2位。国際大会の団体戦として初めて国際ルールが採用され、選手たちが適応を模索した「戸惑いの上海」大会でもあった。当時の男子チームには若き日の現代表チームの指導陣がずらり。北本英幸団長、斎藤広宣・男子監督、中堀成生・男子コーチ、高川経生・女子コーチらの姿が。

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第12回アジア競技大会/1994年@日本・広島
1994年12月号

「ニッポン、『金』1」

第12回アジア競技大会でソフトテニスが初めて正式競技入りし、広島で開催された記念すべき大会。男子団体、女子団体ともに銅メダル(男子の優勝は中華台北、女子の優勝は韓国)。女子ダブルスで地元出身の熊野/砂本が金メダルを獲得した。広島中央庭球場(現・広島翔洋コート)のセンターポールに日の丸がはためく印象的なショットが巻頭カラーに。

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第8回アジア選手権大会
千葉県千葉市・フクダ電子ヒルスコート
11月16日(水)開会式
17日(木)シングルス
18日(金)ダブルス、ミックスダブルス
19日(土)ダブルス
20日(日)国別対抗戦、閉会式
※スケジュールは変更の可能性あり

2016年アジア選手権・日本代表のエントリーはこちら

第1回 ソフトテニスの4大国際大会とは?

文◎ソフトテニス・マガジン