プレー&コラム
2016.10.20
ソフトテニス用語集「引っ張り・流し」
ルールブックにのらないソフトテニス用語の世界
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引っ張り・流し
【ひっぱり・ながし】
意味
相手が打ってきたボールを、角度をつけて返球すること。右利き&フォアハンドの場合は、右ストレートで打ち合っていたボールを正クロスに打てば引っ張り、左ストレートで打ち合っていたボールを逆クロスに打てば流し。右利き&バックハンドの場合は、右ストレートで打ち合っていたボールを正クロスに打てば流し、左ストレートで打ち合っていたボールを逆クロスに打てば引っ張りである。
つまり、飛んできたボールをラケットで長く引っ張って角度を変えるのが引っ張り、ラケットで押して角度を変えるのが流しだ。
[補足]引っ張り・流しは、もともとは野球用語で、右打ちのバッターがライト方向に打つことを流し打ち、レフト方向に打つことを引っ張り打法という。
ソフトテニス用語で最も誤用が多いのが、この流し・引っ張りである。正クロスで打ち合って「引っ張り」、逆クロスで打ち合って「流し」という人がいるが、コートの角度をズラしてみれば、ストレートで打ち合っているのと同じこと。
また、左ストレートで打ち合っていて、ボールがミドル側にずれて「流しが得意」という人がいるが、単に打点が送れてシュート回転がかかり、コースが変わっているだけ。意図があって、角度を変えての返球でなければ、引っ張り・流しとは言えない。
編者 ソフトテニス研究会+編集部