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ソフマガ秘蔵写真! 篠原、昔は熱くなると表情が硬くなるクセ

2005年にマカオで開催された第4回東アジア競技会。日本男子は国別準優勝。表彰台左から5番目が篠原

日本を代表するソフトテニスプレーヤーと言えば、シノコバこと篠原/小林。国内最高峰の天皇杯を3度獲得し、日本でもいち早くダブルフォワードに取り組んできた二人だ。多くのトッププレーヤーにリスペクトされ、同時に『打倒シノコバ』とその背中を追いかけられてきた彼らだが、日本代表としてのスタートは同時ではなく、小林が一歩早かった。

小林にとって初めての国際大会は2004年。一方、篠原の『初めて』はその翌年だった。

「力不足を実感しましたけど、逆にやる気が出ました!」とは大会後のコメント。当時、日本体育大4年生。フレッシュさを感じさせる一枚だ

2005年、第4回東アジア競技大会国別対抗で日本は決勝で中華台北に敗れたが、篠原は初めての舞台でシングルスを一任された。決勝では対戦0ー1と後がない状況の中、ファイナル勝利で3番につないだ。印象的なのが、その大舞台後に語ったコメント。

「決勝は、やっぱりちょっとプレッシャーがかかりました。勝たないと日本が負けるから。でも、気持ちというか、自分がやってきたこと、自分ができることをしっかりやれば、力が出せれば勝てると思っていたので。(中略)熱くなると少し硬くなるクセがあるので、表情も柔らかくして、身体の力を抜いて…ということだけは意識してやっていました。それはできたかなと思います」

(2006年2月号『東アジア競技大会JAPAN戦士コメント集』より)

その後、篠原は2008年までの4年間、そして2010年から2014年までの5年間と計9回の国際大会を経験してきた。2年ぶりに代表の座に戻ってきたシノコバ。その表情も見逃せない。

写真◎井出秀人 文◎ソフトテニス・マガジン編集部
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