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2016.10.21
ソフマガ秘蔵写真 「緊張はしなかった」森田奈緒の銅メダルと涙
第8回アジア選手権カウントダウン企画◆森田奈緒(ヨネックス)
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身体への負担が大きいハードコートでの連戦で、声をからしながら駆け回り、持ち味のシュートボールを放ち続けた最年少の森田。「緊張はしなかった」と初の国際大会を振り返った
ソフトテニス・マガジン2014年12月号
目前に迫る第8回アジア選手権大会。3度目の国際大会を迎える森田奈緒の『初めて』は――。
2014年のアジア競技大会、国別対抗決勝vs韓国。1番の小林奈央/森原可奈がキム・ジオン組に敗れたものの、2番シングルスで大庭彩加がキム・ボミに一矢報いる。前日に日本勢唯一の個人戦でメダル(銅)を獲得した森田奈緒/山下ひかるに勝負が託された。だが、韓国のエースであるキム・エーギョン/ユン・スジョンの牙城を崩せず、G2-⑤で敗戦。日本は銀メダルに終わった。アジア競技大会はソフトテニス界で最も格式の高い大会であり、日本からは実業団チームの垣根を越えてヨネックス、NTT西日本広島、東芝姫路、ナガセケンコーの応援団が駆けつけていた。試合終了後、日本代表女子チームの全員が、コートの上で人目を憚らず涙を流した。
翌2015年の世界選手権、2度目の国際大会に挑んだ森田/山下は日本代表の大将ペアとして個人戦で銀メダルを獲得、団体では銀メダル。2015年度でペアの山下が引退し、神谷絵梨奈と日本代表予選会を勝ち取って、森田は3度目の国際大会に臨む。所属するヨネックスがホームとしている千葉で、森田の笑顔が見られるか。
写真◎高原由佳 文◎ソフトテニス・マガジン編集部