閉会式で君が代が流れて、センターポールに日の丸が上がったときは、自然と涙が出てるくらい感動しました
ソフトテニス・マガジン2015年12月号
目前に迫る第8回アジア選手権大会。今年、NTT西日本広島の一員となり、2度目の国際大会に臨む船水雄太にとって『初めて』の国際大会は、サポートメンバーとして参加した2012年のアジア選手権だった。
中1のときからずっと目指してきた世界一
東北高3年時にインターハイ個人・団体を制し、ペアの九島とともに2012年度のナショナルチームメンバーに選ばれた。超人気ペアは、高校卒業時にソフトテニス・マガジンでは異例の高校生で巻頭インタビューを飾った。同年、船水はアジア選手権にサポートメンバーとして同行。サポートのため、試合に出ることはなかったが、目の前で日本代表がアジア選手権で11年ぶりの国際大会男女アベックVを果たす瞬間を見届けた。冒頭の言葉は、2015年の世界選手権前に当時を振り返って語ったもの。
船水雄太の日本代表選手としての『初めて』は2015年の世界選手権。国別決勝では、増田健人/長江光一、弟の船水颯人がシングルスで先に2勝し、雄太の出番はなかったが、中1のときからずっと夢見ていた世界一の称号を手にした。
2016年、船水雄太は、4年前にコートの外から見ていたアジア選手権に出場する。国別対抗のメンバーからは漏れ、シングルス、ダブルス(/髙月拓磨)のエントリー。今度は、自分の手でセンターポールに日の丸を掲げる。
写真◎BBM 文◎ソフトテニス・マガジン編集部