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2016.10.27

クールな平久保が国際大会で見せた闘志「森田さん、山下さんの必死さを見て必死になれた」

第8回アジア選手権日本代表インタビュー◇平久保安純(早稲田大3年)

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アジア選手権の新ユニフォームをまとった平久保。日本代表合宿にて

11月17日からのアジア選手権で、シングルス、ダブルス(徳川愛実/)、国別対抗に出場する平久保安純(和歌山信愛高→早稲田大3年)。8月のインカレでシングルス連覇を達成。21歳、大学3年生にして、日本のトップシングラーだ。いつもクールな平久保が、闘志をあらわにして立ち向かったインドでの世界選手権から1年。アジア選手権の1か月前に、自身2度目の国際大会に臨む心境を聞いた。

目標は国別とシングルスで金メダル

去年の世界選手権では、団体(国別対抗)決勝の1番で森田(奈緒)さんと山下(ひかる)さんが試合をしているのを見て、「必死さ」が伝わってきて、自分も必死にやらないとと、すごくやる気が出ました。頑張っている先輩たちの姿を見て自分も頑張ろうと思えた。それがプレーにつながったのだと思います。山下さんは、コートを離れたときもアップを全力でやっていたり、練習でも最後の最後までずっとやってたり、そういう姿勢を見てすごく影響を受けました。

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2015世界選手権の国別対抗決勝vsキム・ボミ。鬼気迫る表情の平久保

 

(世界選手権の決勝で韓国代表のキム・ボミに敗れて)今年は「強いボールを打つ」というのが課題にありましたが、それ以前に、自分の身体をつくっていかなければならなかった。スタンスを取るとか、ボールのところまで速く行ってしっかり重心を落として打つとか、そういうところを意識していました。
国別のシングルス、ダブルスは徳川さんと。合宿中もずっと2人でシングルスの練習をしていて、ライバルというより、お互いを知り尽くしている同士という感じです。国際大会の雰囲気だったり、韓国がどういうテニスにをするかをシェアできているのかなとは思います。もちろん経験して見なければ分からないこともあると思うのですが、田中(弘)監督からは2人で切磋琢磨して頑張ってほしいとは言われています。

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日本代表合宿で高川コーチの話を聞く平久保(右)と徳川。「お互いを知り尽くしている同士」の関係だという

アジア選手権では、国別対抗とシングルスで金メダルを取れたら。今年は千葉での開催で、大学のみんなも応援に来てくれるというので、それはうれしくて力になるんですけど、勝たなきゃいけないというプレッシャーはある。応援してくれる分、力になるので、みんなのためにも頑張ろうと思います。

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ひらくぼ・あすみ●1995年8月8日生まれ、和歌山県出身。和歌山LCC(小1~)→和歌山信愛中→和歌山信愛高→早稲田大3年。後衛。2015年、日本代表として初出場した世界選手権ではシングルスで予選リーグ敗退。国別対抗でシングルスを任され、決勝では韓国のキム・ボミにファイナルまで肉薄。

>>平久保安純インタビューの全文は10/27発売のソフトテニス・マガジン12月号に掲載

構成◎内田麻衣子(ソフトテニス・マガジン編集部) 写真◎BBM