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船水雄太が語る11・17アジア決戦「自分のことに集中できる分、結果を残します」

まだ全国大会にも出ていなかった中学生時代から「世界一」を目標に掲げ、昨年、初めて日本代表として世界と戦った船水雄太。インカレ団体4連覇などの実績を引っ提げて入社したNTT西日本広島でも、ルーキーイヤーからタイトルに絡み活躍、日本代表への連続選出を果たしている。その成長は、昨年、体験した「世界との差」を埋め、追い越す意欲から引き出されている。

国際大会で勝つために「当たり前の」精度を上げることが大切

世界選手権で、去年感じたのは「当たり前のプレー」の精度でした。僕は国際大会を意識し過ぎていたのかもしれません。何かいつもとは違う球や、ギャンブルを仕掛けて一か八か! そういう勝負をするイメージがあった。それに対して、世界の舞台で強さを感じた韓国や台湾の選手たちは、試合慣れしているな、という印象。特別なプレーではなく、ベースの技術の精度が高い。調子が悪くてもアベレージは落とさず、要所を押さえる――。これ、国内で強い選手と同じですよね。
 シンプルに、プレーの質を上げること。
昨年の世界選手権以降は、そのことをテーマに練習してきました。手ごたえは、国内の大会でも感じています。
もう1つは、体力面ですね、最後まで走り切れるだけの体力。昨年は特にインドでの慣れない環境に、アタマで考えている以上に身体が疲れているのを感じました。移動、気候、食事、試合進行のテンポなどなど、ふだんは当たり前のことがいつもと違うことで、ずっと気を張った状態だったんですね。
今回は日本開催で、そこは万全。エントリーはダブルスとシングルス。国別(対抗)がないぶん、いい意味で自分のことに集中できる。いい条件を生かして結果を残します。

profile
ふねみず・ゆうた●1993年10月7日生まれ、青森県出身。黒石烏城クラブ(小1~)→黒石中→東北高→早稲田大→NTT西日本広島1年目。後衛。

>>船水雄太インタビューの全文は現在発売中のソフトテニス・マガジン12月号に掲載

写真◎松村真行 構成◎成見宏樹(ソフトテニス・マガジン編集長) 取材日◎2016年10月10日
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