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12/16~18日本リーグ開幕 アジア選手権に出場した水澤、長江、船水雄太のプレーするNTT西日本広島はV7なるか

左上からNTT西日本広島の水澤、長江、船水雄、左下からワタキューの石井、東芝姫路の森原、ナガセケンコーの中川

2016年度の第34回日本リーグが、12月16日(金)~18日(日)に今年も愛知県豊田市の豊田スカイホールで行われる。男子は前人未到の7連覇を狙うキング、NTT西日本広島を止めるチームは現れるのか。女子は今年も各チームの力が拮抗して群雄割拠。2複1単(ダブルス2対戦、シングルス1対戦)、総当たりで戦う3日間、優勝も入替戦行き(下位2チーム)も紙一重のスリリングな展開は日本リーグならでは。実業団トップチームによる至高の団体戦をぜひとも会場で!

日本リーグ男子プレビュー
7連覇へ加速中、誰がキングを止めるのか

昨年、日本リーグ史上初の6連覇を成し遂げたNTT西日本広島が今年も優勝候補の筆頭だ。

エース前衛の中本圭哉はチームを離れたが(福井県庁へ移籍)、今年は丸中大明(後衛/東北高→中央大)、林大喜(前衛/上宮高→同志社大)、船水雄太(後衛/東北高→早稲田大)の大型ルーキートリオを加え、7月の全日本実業団選手権を制している。全日本実業団選手権では、対戦ごとにペアリングを変えるチャレンジをしてもなお、全試合「0」での快勝。アジア選手権には水澤悠太長江光一船水雄太が出場し、日本リーグでキモとなるシングルスは、アジア選手権日本代表のシングラー、長江船水が切磋琢磨している。前人未到の7連覇へ死角はない。

7年前、NTT西日本広島の6連覇を阻止した京都市役所は、清原毅文/高橋晃治の1年目・2年目ペアが推進力となり、全日本実業団選手権で3位に入った。日本リーグ復帰初年度に3位と大躍進した宇部興産は、今年の全日本実業団リーグでも準優勝を果たしている。今年、“キング”の独走を止めるチームは現れるのか。

○男子出場チームと昨年順位

NTT西日本広島 優勝
京都市役所 2位
宇部興産 3位
東邦ガス 4位
ヨネックス 5位
ワタキューセイモア 6位
厚木市役所 7位/入替戦1位
大鹿印刷 8位/入替戦2位

丸中大明(NTT西日本広島) ●全日本実業団選手権では長江とのダブルフォワードで優勝に貢献。NTTの戦術の幅を広げるユーティリティープレーヤー

林 大喜(NTT西日本広島)●同志社大出身の大型前衛。村上、船水などNTTの誇る後衛陣と組んでもきっちり仕事をこなし、重宝されている

船水雄太(NTT西日本広島)●人気実力ともトップレベルのスーパールーキー。アジア選手権では日本代表として経験を積み、自身初の日本リーグへ

 

京都市役所

宇部興産

日本リーグ女子プレビュー
戦力充実のワタキューセイモア、復調した東芝姫路

2014年度限りのNTT西日本広島の休部に伴い、昨年は7チームで争われた女子。優勝の行方は最終戦までもつれ、ワタキューセイモアが8年ぶりの戴冠を果たした。今年も各チームの力は拮抗し、混戦が予想される。

日本リーグ女子きっての大所帯で戦力が充実しているワタキューセイモアが優勝候補であることは間違いない。団体戦に強く、7月の全日本実業団選手権で優勝している。全日本実業団では、河村佳奈/石井友梨の斬り込み隊長に、ベテランの北浦有華が要所を締めて、2年目の松本英里佳をはじめ若手の成長も著しい。

昨年、ワタキューと優勝を争った東芝姫路は、全日本社会人優勝(深澤昭恵/森原可奈)および国体V(東芝姫路+神戸松蔭女子学院大の志牟田智美)で長いトンネルを抜けた。11月のアジア選手権では森原がダブルスで金メダル獲得。若田実友子もケガから完全復調し、3年ぶりの日本リーグの頂も見えてきた。

昨年7位だったナガセケンコーは、アジア選手権で中川瑞貴が東芝姫路の森原と組んでダブルス金メダルと大躍進。全日本実業団で2位、国体で3位(どんきたとの混成チーム)と徐々にギアを上げている。

国体2位(学生との混成チーム)のダンロップ、アジア選手権日本代表を5名(森田奈緒、神谷絵梨奈、徳川愛実、柿崎あやの、黑木瑠璃華)を擁するヨネックス横山温香を迎えて国体4位(トヨタ自動車との混成チーム)のアドマテックスと注目のチームがそろい、今年も最終戦まで目が離せない展開となりそうだ。

○女子出場チームと昨年順位
※6位タカギセイコーの2015年度限りの廃部、NTT西日本広島の出場辞退により、入替戦は行われず、実業団リーグの上位2チームが自動昇格

ワタキューセイモア 優勝
東芝姫路 2位
太平洋工業 3位
ダンロップ 4位
ヨネックス 5位
ナガセケンコー 7位
アドマテックス 実業団リーグ1位
城山観光ホテル 実業団リーグ2位

石井友梨(ワタキューセイモア)●148cmと小柄ながら、驚異的な瞬発力を誇る前衛。パワフルなボレーで押しまくる

7月の全日本実業団でも優勝。ソフトテニスの華である団体戦に強いワタキューセイモア

森原、深澤昭恵、泉谷朋香と日本代表3選手がプレーする東芝姫路

今季から指揮官を務める阿部悠梨監督に率いられ、全日本実業団選手権で2位のナガセケンコー

日本リーグとは?
・2複1単
・総当たりのリーグ戦
・3日間の集中開催
・下位2チームが入替戦へ
実業団のトップによる団体戦。男子8チーム、女子8チームが3日間で総当たりのリーグ戦を戦う。試合形式はダブルス2&シングルス1。勝利数で並んだ場合は、当該チーム間の勝率で順位が決定するため、選手にとっては最後まで気を抜けない戦いとなる。下位2チームは実業団リーグ1位・2位チームとの入替戦(2017年2月11、12日開催@愛知県・名古屋市稲永スポーツセンター)に回る。入替戦は、男女各4チームが総当たりのリーグ戦を戦い、上位2チームが日本リーグ、下位2チームが実業団リーグへ。実業団リーグから男子はアキム、川口市役所、女子はトヨタ自動車、ベストの出場が決まっている。

 第34回日本リーグ
16日(金)8:30 開場 10:00試合開始
17日(土)8:30 開場  9:00 試合開始
18日(日)8:30 開場  9:00 試合開始
会場:スカイホール豊田(外部サイト
愛知県豊田市八幡町1-20
※入場無料、選手サインボールプレゼントあり

写真◎BBM
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