2月4日(土)、5日(日)、京都府京都市『島津アリーナ京都』にて、『第3回京冬CUP・日本実業団選抜ソフトテニス大会』が行われた。男女各12組の実業団トップ選手が招待され、2日間にわたって予選リーグ、決勝戦を戦った。
男子決勝は京都市役所の早川和宏/向井俊貴vsNTT西日本広島の丸中大明/長江光一の顔合わせ。立命館大時代からダブルフォワードで強さを見せる早川/向井に対し、日本リーグ7連覇の実業団の雄・NTT西日本の丸中/長江が第1ゲームを先取する。
しかし早川/向井も第2ゲームをデュースの末逆転しタイに戻すなど食らいついていき、その後も第3、4ゲームとデュースとなりながら早川/向井が競り勝ってG3-1。第5ゲームは早川の足がつり、中断ののち丸中/長江が取り返したが、最後は早川/向井が④-0でG④-2。ペア5年目にしてうれしい優勝&京冬カップの特徴であるビッグボーナス・賞金50万円を手にした。
女子も全勝でリーグを抜けた河村佳奈/石井友梨(ワタキューセイモア)と森田奈緒/神谷絵梨奈(ヨネックス)が決勝を戦った。昨年12月の日本リーグでも対戦しているこの2ペアだったが、そのときと同様に森田/神谷がG④-0で河村/石井を圧倒し、勝負を決めた。
後衛の森田は昨年に続き京冬カップ連覇(昨年は引退した山下ひかるとのペアで優勝)。森田/神谷は日本リーグの後、「なかなか調整がうまくいかなかった」(神谷)というが、「できることをやろう」(神谷)と元気を前面に出し、自分のプレーに集中して勝利をモノにした。
ソフトテニス界では異例といえる賞金50万が目玉の一つの大会だが、選手たちはそれを意識せず、勝利を目指してひたむきに戦っていた。
なお、この『京冬カップ』の模様が、KBS京都のスポーツ番組『京スポ』(2/9[木]21時~放送予定)内のコーナーで取り上げられる予定。放映地域の方はぜひチェックを!