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インドア対策として重点的に練習していたことが、本番でも発揮できた

2015年春の選抜で優勝を果たした三重

3月28日開幕。高校生、春の団体戦日本一を決める「センバツ」が目前に迫ってきた。ソフトテニスマガジン・ポータルでは大会経験者のOB、OGからの大会の思い出や、大会に臨む高校生へのエールを特別に掲載!

今日登場の内田理久は2017全日本U-20にも選ばれている世代トップ前衛のひとり。2年前の2015年春、三重高1年だった内田は、出場校が4校増の36校になり、3日間の開催となった40回大会で、三重高男子の9年ぶり選抜制覇に貢献した。田邉雅人との1年ペアで、決勝の大舞台、あとのない2対戦目で登場し、見事優勝につながる白星を勝ち取った。

0-1に追い込まれるなか「思いきり楽しんで」

 1年生で初めての選抜だったので、チャレンジャーとして向かっていく気持ちで戦えました。

決勝の相手は上宮(大阪)。1番が敗れて僕ら(田邉雅人/内田理久)は2番に出て、内本(隆文)/岩本(修汰)と対戦しました。あとがないので、厳しい雰囲気でしたが、「思いきり楽しんで」という姿勢で戦えたので、結果につながったと思います。

そのときのチームは2年生4名、1年生の4名でしたが、いい先輩方で、僕らを力強く引っ張ってくれました。

大いに沸く三重高ベンチ。内田は左端

目の前の1本を必死に

 あのとき、やるべきことがはっきりしていたと思います。目の前の1本を必死に追いかけていけました。インドア対策として重点的に練習していたことが、本番でも発揮できたことが大きかったです。具体的には、自分の後衛が中ロブで振ったあと、相手後衛がつないでくるロビングを叩きに行くということで、1本目から狙っていきました。

何より一番大きかったのは、やはり向かっていく姿勢が貫けたからだと思います。

スマッシュを決める三重高1年時の内田

実力差があっても最後まであきらめず!〈今回戦う高校生へのメッセージ〉

 高校生の試合は、実力差があったとしても、勢いなどで番狂わせが起こることもあります。だからこそ、最後まであきらめずにプレーすることが大切だと思います。

たくさんの仲間の声援。三重高の結束の高さをうかがわせる。「VIVA MIEKO!」

試合前に手をつなぎ輪になる三重高メンバー。内田は左端

※第42回全日本高校選抜大会2017の組み合わせは こちら
※内田が出場した高校選抜大会の記録は こちら

写真◎江見洋子 取材◎八木陽子 構成◎ソフトテニス・マガジン編集部
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