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【選抜男子】あした開幕! 私学Vの上宮、赤丸急上昇中の羽黒のブロックは混戦必至

3月22日の私学選抜団体決勝で戦った上宮(上)、羽黒(下)

明日28日、いよいよ第42回全日本高校選抜ソフトテニス大会が愛知県名古屋市の日本ガイシスポーツプラザで開幕する。3月28日は1、2回戦、29日は2、3回戦、30日は4回戦~決勝が行われる予定。

2月のアゼリアカップ、3月22日に行われた全日本私学選抜団体戦の結果を見ながら、センバツの行方を占う。まずは男子から!

タレント軍団、高田商業が優勝候補の筆頭

男子は、2月のアゼリアカップを制した高田商業が豊富な戦力で連覇をねらう。昨夏のインターハイ個人戦準優勝の山根稔平/根本大地をはじめ、阪本崚、北本達己ら昨年を経験した選手も多く残っており、優勝候補の筆頭と言っていい。

北本達己/大橋和生(高田商業)。北本は昨年の選抜で阪本と組み、決勝で勝利して優勝に貢献

阪本崚/根本大地(高田商業)。阪本は昨年度の優勝を経験。ともに全日本U-17メンバー

2年生後衛の山根稔平と1年前衛の林湧太郎(高田商業)、山根は昨年の選抜準決勝で3番につなぐ勝利を挙げた

インターハイ優勝の東北もまた、新沼舜大や林民生といった昨夏を経験した選手が残るが、全日本U-17の新沼舜がケガで間に合わないため、全日本私学選抜では水木瑠/福田成海など1年生が中心の布陣となった。順当に勝ち上げれば、準決勝で高田商業と顔を合わせる。

※3/28原稿一部修正しました。東北・北野亮介はメンバー入りしています。

水木瑠/福田成海(東北)は1年ペア。私学選抜では4戦3勝

激戦必至なのは、ドロー右上のブロック。全日本私学選抜優勝の上宮とアゼリア&私学準優勝の羽黒が、互いに勝ち上がれば8強決めで対戦。両校はアゼリア、私学選抜でも対戦しており、アゼリアでは羽黒が、私学では上宮が勝利。ともに大いに意識する対戦相手となりそうだ。両チームにとってはここを切り抜けても、全国常連の尽誠学園が待ち構えるドローで見逃せない対戦が続く。

この世代屈指の実力を誇る上岡俊介/広岡宙(上宮)。1年時にインハイ優勝を経験し、広岡は全日本シングルス8強入りを果たすなど、大人の世界でも活躍。選抜でどんなプレーを見せるのか

古石祐大/田中駿平(上宮)。私学選抜で3戦3勝の2年後衛、1年前衛ペア。田中は全日本U-17で180cmの長身

東北予選1位、アゼリア、私学選抜で準優勝と、力をつけてきている羽黒。写真は1年の根本拓哉/齋藤龍二

久乘大幸/内海瑛(尽誠学園)は私学選抜で4戦3勝の2年生ペア。久乘はキャプテンを務める

昨年インターハイ準優勝の岡崎城西はメンバーが代替わりしたが、東海大会で4年ぶりVと戦力ダウンを感じさせない。準々決勝での対戦相手は、木更津総合北海道科学大か。

柘植省吾/村瀬伊織(岡崎城西)の2年生ペア。東海選抜大会で個人2位

今年は、霞ヶ浦、豊南、北越、加藤学園、橋本、南陽工業、高瀬、那覇西が初出場。彼らの健闘にも注目したい。

高校選抜2017・男子出場校名鑑はこちら

文◎田辺由紀子 写真◎井出秀人(私学選抜)、山田次郎(アゼリアカップ)
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