ソフトテニスマガジン・ポータル

1年目はよりチャレンジ精神で。まだ成長できると思います

PHOTO Hiroaki.UENO

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『ソフトテニス・マガジン5月号』(3/27発売)誌上で発表となった『STMアワード』。各賞受賞者についてはソフトテニスマガジン・ポータルでも公開されたが、受賞内容詳細については、ぜひ! 誌面をチェックしてほしい。

そして、大賞である『プレーヤー・オブ・ザ・イヤー』を今回受賞となったのは上松俊貴。華と技術を併せ持つ希代のオールラウンド前衛は、岡山理大附高をこの春卒業し、名門・早稲田大学へ進学予定だ。そんな上松から届いた喜びの声を、ポータルで特別にた~っぷりと公開する。

もっと自分を成長させていく

今回の受賞を聞いて、皆さんに支持してもらってうれしくもありますし、同時に、周りから見られているんだという自覚を持って、これからもやっていかなければいけないなと感じています。いい意味で自分へのプレッシャーとして、これからまた違う形で自分を成長させることができると思います。満足するのではなく、もっといい結果が残せると思って、また選んでもらえるように狙っていきたいです。

 

去年は高校3年生で最後の年ということもあり、勝って終わりたいと思ってやっていました。そう思ってハイジャパ(6月のハイスクールジャパンカップ)インターハイアジア選手権東京インドア……と、一つひとつの大会に臨んでいった結果が、優勝に。取りきれたのは良かったと思いますし、そんな中でも課題は見つかりました。

 

4月から大学生になります。1年目はよりチャレンジ精神でできるので、常にトップを狙っていきたいです。まだ成長できる。(2016年の)各大会の反省を生かして、自分をより成長させたいです。シングルスの大会や、まだ取っていない大会があります。大きな大会はもちろん、どんな大会においても常に勝ち続けることが大事だと思うので、やっぱり応援されていることを自覚しながら、気を抜かず、今年も勝ちにこだわっていきたいです。

〈左〉2016年は6月にインハイの前哨戦・ハイスクールジャパンカップでシングルス&ダブルスの二冠を達成!(ダブルスはペア・本倉健太郎) シングルスは高2に続く連覇(シングルス連覇は船水颯人が達成して以来2人目)〈右〉地元岡山でのインターハイ。プレッシャーをはねのけ、本命と目される中、ペア・本倉(左)とともに堂々の個人優勝!

颯人さんに追いつけ追い越せ

上松はシングルスにも秀でているが、ダブルスではアグレッシブなプレーが魅力の前衛、その魅力は後衛とのペアリングによってより増すもの。高校シーンにおいては理大の同級生・本倉健太郎と、アジア選手権においては、船水颯人とペアを組み、結果を勝ち取ってきた。そのペアへの思いを聞いた。

颯人さんは大学で同じチームになり、これからお世話になります。颯人さんも勝ちにこだわる選手です。早稲田はトップの人がすぐそばにいるというチームで、日頃から周囲から吸収していくことができる。颯人さんに追いつけ追い越せでやっていこうと思います。

2016年のハイライト・アジア選手権。個人戦ダブルスで船水颯人(左)とのペアで優勝! 高校生初のアジアチャンピオンに

本倉がいたから僕も結果を残せた

本倉はマジメなタイプで練習も常に一生懸命でチームを盛り上げてくれました。アイツがいたから僕も結果を残せた部分があります。練習に付き合ってくれたり、意見の交換なども、アイツだからできたと思う。自分を一回りも二回りも大きくしてくれたのは、アイツがいたからこそ。

大学は別々になりますが、これからも勝っていくことがこれまでの感謝になる。もしも試合で当たったときは、勝ちにこだわっていい勝負ができれば。お互いが頑張った成果になるので、観客の方も喜んでくれるようないい勝負ができればいいと思います。

シーズンをしめくくるインドアに本倉とのインハイ王者で出場が続いた。高3で引退していてもおかしくない時期だが、ビッグインドアに向け練習をおこたらず。ヨネックスカップ(12月)で決勝進出し好調を印象づけると、写真の年始の東京インドア(1月)では、57回の歴史で初めての高校生王者に

新シーズン。新たなステージに立つ上松は、どんな姿を見せてくれるか。楽しみに待ちたい!

写真◎BBM 取材・構成◎内田麻衣子、深作友子(ソフトテニス・マガジン編集部)
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