高校に入って初めての日本一
3月28日、いよいよ競技開始。高校、春の団体戦日本一を決める「センバツ」、2017の高校シーンが起動します。大会OB、OGにきくセンバツ、第4回は、昨年の女子優勝校、文大杉並OG上田理央さん。
前年2015はライバルの和歌山信愛が高校3冠(選抜、インターハイ、国体)。翌年2016は上田さんが主将として引っ張った文大杉並が、選抜優勝を手始めに雪辱の高校3冠を達成しました。
前の1年間は負け続けたシーズンだったので、その気持ちをあと1年、最後のシーズンにぶつけようと思っていました。いろんなことを教えて下さった野口先生(英一監督)、武元先生(望美コーチ)、仲間に、勝って恩返しがしたかった。
選抜の会場、日本ガイシホールは、ふつうの体育館とちょっと違う。まずサーフェスが、いわゆる体育館の木床ではなくて、あの独特の青緑色の……独特のバウンドをするんです。観客もすごい。コートでプレーしていても会場の全面から囲まれるような感覚になります。メンバー同士、そのあたりについても伝え合いながら「楽しんでいこう!」と声を掛け合っていました。
優勝の瞬間――私たちにとっては高校で初めての日本一だったので、本当にうれしかった! ずっと高校3冠を目標に掲げてきて、やっとスタートに立てたんだという喜びもありました。次のインターハイでは、向かって来られる立場になるな――と、引き締まる思いもありました。
文大の後輩のみんな、新3年生の高校生の皆さんには、最後の年なので、後悔しないように思いきり楽しんで! とお伝えしたいです。がんばって!
上田さんの出場した全日本高校選抜・2016年の記録は こちら
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写真◎川口洋邦 構成◎ソフトテニス・マガジン編集部