敗れた東北戦で、大将戦を制した遠藤優香(左)/島津佳那
遠藤/島津は、東北・片野/小松との大将戦を制す
3回戦でシードの高岡西(富山)を倒し、初の全国ベスト8入りを果たした千代田女学園(東京)。惜しくも準々決勝で東北(宮城)に1−2(2−④、④-3、0−④)で敗れたが、遠藤優香/島津佳那が片野理音/小松芹奈との大将戦を制するなど、多くの見せ場を作った。濱田光司監督に今大会を振り返ってもらった。
▼濱田光司監督(千代田女学園)コメント
――準々決勝を振り返って。
「ウチとしては団体戦のベスト8は初めてで、新しい記録なんです。だけど今日は、せっかく大将が勝ったのに、昨日手がつけられないくらい活躍してくれた3番(村井祐子/久保桃子)が、昨日の勢いはどこにいったんだろうという感じで。悔しい思いがあります」
――それでも高岡西を破っての初のベスト8は立派な結果です。
「それで気持ちを収めなきゃいけないのかなと、一生懸命自分に言い聞かせています(苦笑)。子どもたちには、『君たちも日本一を狙えるということがわかっただろう』と伝えました。毎年、『東京さえ勝ち抜けば全国でも勝てるから』と言っているんです。ただ、そこで文大杉並の厚い壁に阻まれてきた。そういう意味で、今回こういう経験ができたことは大きいと思います。子どもたちがこれを自信にしてくれればいいですね」
――大会を通じて一戦一戦チームが成長したように感じました。
「子どもたちにずっと言ってきたのは、『勝つための備えをしよう』ということです。何事も勝つためにやっているんだという意識を頭において、心の準備、技術の準備、ペアの準備をしよう、と。強いチームはいい選手がうわーっとやれば勝つんでしょうけど、ウチは心の準備をしなければ勝てない。それで、ここまでなんとか来ました」
――今後に向け、大きな手応えをつかむ大会となったのでは。
「そうですね。今日の負け方がまだ悔しくてしょうがないですが(苦笑)、いい経験をしたと思います」
▼女子出場校名鑑(ソフトテニス・マガジン5月号掲載)
▼選手変更一覧(本部への登録選手の変更)
※全日本高校選抜大会2017・1日目の女子 こちら
※全日本高校選抜大会2017・2日目の女子 こちら