4月1日(土)、2日(日)、東京体育館にて『第62回全日本女子選抜大会』及び『第1回全日本男子選抜大会』が開催され、各種目で優勝者が決定した。
第62回全日本女子選抜
ダブルス
出場ペア40組による女子ダブルスは、東京インドア、全日本インドアと2016年度の主要インドアで連勝中の高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)がまたも頂点に立った。
今大会の優勝筆頭候補だった二人だが、決して圧倒的な勝利ではなかった。準々決勝はG④-3、準決勝はG⑤-4、決勝はG⑤-3。どんぐり北広島の中本裕二監督が「全然良くなかった」と顔を曇らせる内容だった。しかし、競っても最後はしっかり勝ちきれるのが今の髙橋/半谷の強さでもある。決勝で越智真琴/石井友梨(ワタキューセイモア・下写真)を退けると、「今年は皇后杯を獲りたい」と決意を語っていた。
シングルス
小谷菜津美(ダンロップ)が自身初のシングルスの王座に。精度の高いカットサービスを武器に有利な展開に持ち込み、最後は豪打で決めるーー決勝では躍進のルーキー早川日向(ナガセケンコー)をG④-1で破った。全日本シングルス選手権優勝の徳川愛実(ヨネックス)との準決勝では「きつくて吐きそうだった」というラリーが続いたが、「気持ちで絶対に負けない」という精神力で乗り切った。「まだまだシングルスには課題が多い」と小谷。「これからも勉強していきたい」と明るく前を向いた。
第1回全日本男子選抜
ダブルス&シングルス
今年から始まった男子は、ダブルスは内本隆文/星野慎平(早稲田大)、シングルスは長江光一(NTT西日本=4月1日より、前チーム名の『NTT西日本広島』から変更)が初代王者に輝いている。
ダブルスを制した内本/星野は2017年度からペアを組むことが決まり、初の出場大会で幸先のいいスタートを切った形だ。
3選手によって争われたシングルスは、優勝候補の船水颯人(早稲田大)が左ひざの違和感で途中棄権。長江が因京将(早稲田大)をG④-0で圧倒して優勝を決めた。
新シーズンが始まり、単複どちらの覇者も「頂点を目指して頑張りたい」と口を揃えていた。
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※第62回全日本女子選抜・第1回全日本男子選抜ソフトテニス大会 1日目の結果は こちら
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