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「待ってちゃ、ダメですね……」変わりゆく部活動の最前線!

実質的な活動はすでに10年前から

ソフトテニス・マガジン 連載『どうしたい? MTG議事録』の座談会取材に行ってきました!

今回のゲストディベータ―は 杉並区教育委員会の小林淳さん!
連載レギュラーの皆呂さん、浅川さん、近江先生も驚いたり、感心したりで刺激いっぱいのトークになりました。

お隣は教育長のお部屋でした

小林さんがお勤めの杉並区では「部活を、本来の楽しい活動に戻すこと」「部活顧問の先生方の忙しすぎる状況を改善すること」を目指してすでに10年以上の取り組みを続けています。

ソフトテニスは、中学部活人口第1位の競技です。部活を主とした学校体育に基礎を持つこのスポーツにとって、部活の危機、部活を支える顧問の先生の危機は、見過ごすことのできない「競技の危機」であるはず。その取り組みのトップランナーである杉並区に、皆さん一緒にお邪魔してきたわけです。

杉並区教育委員会では、「先生を支援する」という、教育委員会本来のスタンスと機能を大切にしています。多忙を極める先生が部活動にあたろうとするとき、特に「ここに力を貸してほしい」と先生が望めば、その部分を支援する。民間のコーチ(技術指導のプロ)と、地域の外部指導者の選択肢を持ち、学校の事情、先生の事情に合わせてサポートの仕方を考えていく。柔軟な方法論に、現役センセイの近江先生も感心しきりでした。

東京オリンピックなどスポーツイベントが目白押しのゴールデンスポーツイヤーズに向かい、スポーツに関する行政は国レベルで加速度をつけて動いていますね。そんな中でも、やはり本当に、ソフトテニスのための実のある活動をできるのは、現場を持っている人たち(区、学校、クラブ……)なんだ! と感じました。

中学部活顧問でもある近江先生をして「(誰かが何かを起こしてくれるのを)待ってちゃ、だめですね」と言わしめる、刺激的な事例でした。この座談会連載から何かのアクションを生み出していかなければ……と、専門誌としてもあらためて感じました。

杉並区が学校部活、顧問の先生たちをどんなふうに支援してきたのかーーは、4月27日発売のソフトテニス・マガジン6月号で詳しく!

文◎成見宏樹 写真◎BBM
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