6月24日(土)、ハイスクールジャパンカップシングルス2日目は、準決勝、決勝が行われ、今年の高校シングルスチャンピオンが決定した。
ストローカーが顔をそろえた女子の準決勝。2016全日本シングルス2位の実績を持つ林田リコ(文大杉並)が3年、そのほかは2年生とフレッシュな顔ぶれになった。
林田は左利きの松井玲奈(和歌山信愛)との戦いを0で圧倒し決勝へ。もう一方の準決勝は、矢作舞彩(東北)vs鈴木優美(日大藤沢)。カットが多様される戦いはファイナルにもつれ、矢作が3-6とマッチを握られるなか粘りの追い上げでデュースに追いつき、7-6と逆転しマッチを握ったが、鈴木も譲らず最後は⑩-8で鈴木優美が決勝へコマを進めた。
林田vs鈴木の決勝戦。林田は勢い止まらずゲームを支配。別格の力を見せ、G④-1でハイジャパシングルス女王に輝いた。
円山庭球場ではシングルスの後、ダブルス予選リーグが行われている。前日より曇が多く、ときおり大粒の雨に見舞われ試合の中断をはさみながら、高校生が全力をぶつけ合い、頂点を目指す。
取材◎田辺由紀子、深作友子 写真◎井出秀人