大会
2017.06.25
上岡/広岡が頂点に! 広岡はシングルスと二冠!
【ハイジャパダブルス最終】インハイへ好発進!「去年おととしとハイジャパで優勝した選手がインハイで優勝しているので、同じ道を行けたら」(上岡)
6月25日(日)、ハイスクールジャパンカップ競技3日目(ダブルス2日目)が北海道・札幌市円山庭球場で行われた。この日は8強決めから開始し、ときおり激しくなる雨の影響で、午前10時ころから12時までには約2時間の長い中断もあったほか、何度か細かい中断をはさみながら試合は進行した。
男子は準決勝で高田商・山根/根本を2で抑えた上宮・上岡/広岡と、尾道・丸山/小田を1で下した根本/齋藤龍(羽黒)が決勝で激突。午後2時50分に始まった決勝戦は、そこまで好調ぶりを見せつけてきた上岡/広岡に対し、根本/齋藤龍が第1ゲームを先取するが、上岡/広岡も第2ゲームを取り返しタイに。
3ゲーム目のデュースを根本/齋藤龍が取ってリードすれば、上岡/広岡が取り返して、後半はそのまま上岡/広岡のペースに。上岡が逆クロスコーナーに鋭いサービスエースを決めるなどグイグイと攻め、計3G連取でG④-2とした上岡/広岡が、ハイジャパダブルス王者に輝いた。広岡はシングルスとの二冠となった。
2年時の昨年は高田商業の溝端亮二/金子大祐に2で苦杯をなめ16強だった上岡/広岡だが、今年は格の違うプレーを見せながら頂点に駆け上がった。雨にも対応し、決勝では2年生の羽黒ペアに対して「相手が年下で負けたくなかった。意地を見せて良かった」と広岡。「去年とおととしとハイジャパで優勝した選手がインハイで優勝しているので、同じ道を行けたら」と上岡。2年前のチャンピオンは上宮で先輩の内本隆文/丸山海斗。このとき、1年生だった上岡/広岡も先輩たちとともにインターハイ団体メンバーとして戦い、頂点を味わった。
集大成の3年は、ハイジャパ優勝から、自分たちの手で再び夏の頂点をつかむつもりだ。
取材◎田辺由紀子、深作友子 写真◎井出秀人