相手は関係なく、振って、やりきろう
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福島県の会津若松市で開催されているインターハイ男子個人戦。ハイスクールジャパンカップ・ダブルス優勝で、今大会第2シードの上岡俊介/広岡宙(大阪・上宮)が、準々決勝を前にした6回戦で大苦戦を強いられた。王者を追い詰めたのは、群馬・高崎商業の田島知征/高橋悠里ペアだった。
序盤から先行してG3-2とリードしたときは、コートの周囲を取り囲んだ多くの観客から、何とも言えないどよめきが漏れた。第6Gを取られた末のファイナルも、5-5の大接戦。最後は連続ポイントを奪われて5-⑦で屈したが、見守った応援団からは大きな拍手が沸き起こった。同校からの個人戦出場は1ペアのみだが、明日は団体戦に出場する。仲間たちとともに、さらなる上位進出を目指す2人の思いを聞いた。
田島知征/高橋悠里(高崎商業)コメント
――6回戦を振り返って。
高橋「試合の後半になって後衛のラリーが続いているときに、自分と相手の前衛(広岡)との差が出てきて、自分は勝負にいけない場面が多かったです。上まで来ると、前衛が得点源にならないと勝てないので、その差が出たと感じました」
田島「向かっていかなければ絶対に勝てないし、良い勝負もできないと思っていました。どんなに前衛に取られても、後衛に打たれても、自分は自分のテニスをしようと思っていました」
――上岡/広岡組との対戦が決まったとき、どんな戦いをしようと考えていましたか。
高橋「相手は関係なく、振って、やりきろうと話していました」
田島「相手は格上なので、自分たちがビビったら、もっと差が出てしまう。自分たちができることを全力で、しっかりやろうと思っていました」
――田島選手は昨年も個人戦に出場(5回戦進出)、高橋選手は初出場でした。
田島「去年は先輩と組んで出場し、3年生の強さをあらためて実感しました。その悔しさがあったので、自分が3年生のときは1つでも去年より上にいこうと思っていたので、目標を達成できてよかったです」
高橋「こういう全国大会の舞台に立ったことがなかったので、周りの雰囲気に飲み込まれないように声を出して、自分のプレーをしようと思っていました」
――明日は団体戦があります。
田島「去年の団体戦は初戦で負けました。高崎商業の名前を背負って戦えるのは団体戦が最後で、3年生にとっては集大成となる戦いです。自分たちがチームを引っ張って盛り上げて、勝ち上がっていけるように頑張ります!」
高橋「まずは自分のプレーを発揮すること。個人戦は自分としては良いプレーが多かったので、そのイメージを忘れず、どんな相手にも自分で向かっていきたいです!」
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