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2017.07.24

【インハイ】男子個人戦、雨中の激闘を制したのは高田商業・阪本/林!

男子2日目個人戦:インターハイ2017◎7/22-29福島県会津若松市・会津総合運動公園テニスコート

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個人戦優勝の阪本崚(手前)/林湧太郎

ファイナル! 4度目のマッチポイントを決める

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福島県の会津若松市で開催されているインターハイの男子個人戦。2日目の24日は4回戦から決勝までが行われた。

23日と同様、強い雨が降っているかと思えば、急に雨が上がって明るくなるなど、天候条件が目まぐるしく変わる難しいコンディション。そんな中で決勝に勝ち上がったのは、同じ高田商業(奈良)の第1シード、山根稔平/根本大地との同士討ち準決勝をG④-3で制した、阪本崚/林湧太郎と、6月のハイスクールジャパンカップ・ダブルス優勝の第2シード、上岡俊介/広岡宙(大阪・上宮)だった。

上宮・上岡(©SOFT-TENNIS MAGAZINE)

上宮・広岡(©SOFT-TENNIS MAGAZINE)

コートの周囲を応援団・観客・関係者が取り巻いた注目の一戦は、上岡のいきなりのサービスエースで幕を開けた。上岡/広岡は6回戦こそファイナルの末の逆転勝ちだったものの、その後の準々決勝、準決勝を0で勝ち抜いており、調子を上げていることを思わせる立ち上がりで第1Gを④-1で先取する。

その後は一進一退の攻防。阪本の粘りのストローク、林の力強いスマッシュで巻き返した阪本組が、続く2ゲームを連取して逆にリードを奪うが、上岡組も第4Gを0で取り、相手に流れを渡さずにG2-2とする。

試合開始から降り始めた雨が、さらに強さを増した第5Gから、徐々に阪本組に流れが。第5Gを取って王手をかけると、第6Gも3-0としてマッチポイントを奪った。しかし上岡組も驚異の粘りで3連続ポイントを奪い返してデュースに持ち込み、このゲームを逆転で取って、勝負の行方はファイナルにもつれ込む。

高田商業・阪本(©SOFT-TENNIS MAGAZINE)

高田商業の林

迎えたファイナルは序盤、マッチをしのいで息を吹き返した上岡組が押し気味に進める。3-1から3-3とされるも、次のポイントを取って4-3とした。しかし、阪本組がここから一気に流れを引き寄せると、3連続ポイントでこの試合4回目のマッチポイント。今度は一発でチャンスを生かし、⑦-4で勝って雨中の激闘に終止符を打った。

出場318組の頂点に立ち、ついにつかんだ夏の日本一。林は「よかったです。でもちょっと実感が沸きません」と初々しいコメント。阪本は「個人戦で優勝したので、団体戦は負けられない。しっかり切り替えて、チームのみんなで勝ちにいきたい」と語り、明日の団体戦に目を向けていた。

5位入賞の選手達! 左から柘植省吾/村瀬伊織(愛知・岡崎城西)、丸山章/小田龍翔(広島・尾道)、花岡忠寿/増田祐太(奈良・高田商業)、久山隆希/大友駿(岐阜・中京)

★ 高田商業・紙森隆弘監督のコメント(男子個人戦優勝後)は コチラ
★ 男子個人戦1日目の全結果は コチラ
★ 男子個人戦最終結果はコチラ
★ 『会津総合運動公園テニスコートはこんなところ!』 は コチラ
★ インターハイ2017男子団体出場校名鑑はコチラ
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取材・文◎石倉利英 写真◎井出秀人、川口洋邦