【インハイ】男子個人戦、雨中の激闘を制したのは高田商業・阪本/林!
男子2日目個人戦:インターハイ2017◎7/22-29福島県会津若松市・会津総合運動公園テニスコート
ファイナル! 4度目のマッチポイントを決める
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福島県の会津若松市で開催されているインターハイの男子個人戦。2日目の24日は4回戦から決勝までが行われた。
23日と同様、強い雨が降っているかと思えば、急に雨が上がって明るくなるなど、天候条件が目まぐるしく変わる難しいコンディション。そんな中で決勝に勝ち上がったのは、同じ高田商業(奈良)の第1シード、山根稔平/根本大地との同士討ち準決勝をG④-3で制した、阪本崚/林湧太郎と、6月のハイスクールジャパンカップ・ダブルス優勝の第2シード、上岡俊介/広岡宙(大阪・上宮)だった。
コートの周囲を応援団・観客・関係者が取り巻いた注目の一戦は、上岡のいきなりのサービスエースで幕を開けた。上岡/広岡は6回戦こそファイナルの末の逆転勝ちだったものの、その後の準々決勝、準決勝を0で勝ち抜いており、調子を上げていることを思わせる立ち上がりで第1Gを④-1で先取する。
その後は一進一退の攻防。阪本の粘りのストローク、林の力強いスマッシュで巻き返した阪本組が、続く2ゲームを連取して逆にリードを奪うが、上岡組も第4Gを0で取り、相手に流れを渡さずにG2-2とする。
試合開始から降り始めた雨が、さらに強さを増した第5Gから、徐々に阪本組に流れが。第5Gを取って王手をかけると、第6Gも3-0としてマッチポイントを奪った。しかし上岡組も驚異の粘りで3連続ポイントを奪い返してデュースに持ち込み、このゲームを逆転で取って、勝負の行方はファイナルにもつれ込む。
迎えたファイナルは序盤、マッチをしのいで息を吹き返した上岡組が押し気味に進める。3-1から3-3とされるも、次のポイントを取って4-3とした。しかし、阪本組がここから一気に流れを引き寄せると、3連続ポイントでこの試合4回目のマッチポイント。今度は一発でチャンスを生かし、⑦-4で勝って雨中の激闘に終止符を打った。
出場318組の頂点に立ち、ついにつかんだ夏の日本一。林は「よかったです。でもちょっと実感が沸きません」と初々しいコメント。阪本は「個人戦で優勝したので、団体戦は負けられない。しっかり切り替えて、チームのみんなで勝ちにいきたい」と語り、明日の団体戦に目を向けていた。
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