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2017.07.25

【インハイ】驚異の逆転で初の日本一! 男子団体戦を制したのは羽黒!

男子3日目団体戦:インターハイ2017◎7/22-29福島県会津若松市・会津総合運動公園テニスコート

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「力のある子たち。目標は優勝だったけれど」

※この記事の写真はソフトテニス・マガジン10月号に掲載されます

福島県の会津若松市で開催されているインターハイは25日、男子団体戦が行われた。2日間にわたった個人戦とは異なり、各校が初戦から決勝まで、1日で5~6試合を消化するタフな戦いとなった。

決勝に勝ち上がったのは、春の選抜優勝で優勝候補の本命だった高田商業(奈良)を準々決勝で、初の決勝進出を目指した木更津総合(千葉)を準決勝で、それぞれ下して勝ち上がった羽黒(山形)。そして、準々決勝で尽誠学園(香川)、準決勝では上宮(大阪)を下し、昨年に続く連覇に王手をかけた東北(宮城)。

南東北インターハイにふさわしく、東北勢同士の頂上決戦となった。

2面展開で行われ、村田優/齋藤大樹(羽黒)vs水木瑠/福田成海(東北)の1番は、G2-2の競り合いから2Gを連取した水木/福田が先勝。2番の金子凌/佐藤大和(羽黒)vs北野亮介/鈴木竜弥(東北)はファイナルにもつれ込み、北野/鈴木が6-3としてマッチポイント。しかし、金子/佐藤がデュースに持ち込み、その後にもう一度マッチをしのぐと、最後は⑨-7の逆転で制す。

3番は根本拓哉/齋藤龍二(羽黒)vs林民生/新沼舜太(東北)。2番の対戦中、第5Gで林/新沼がマッチポイントを迎えたが、根本/齋藤龍がしのいでファイナルへ。ここでも林/新沼がリードするも、最後は根本/齋藤龍が逆転し、羽黒が3番勝負をものにして初優勝を飾った。

羽黒は何度も崖っぷちまで追い込まれながらも、ことごとく逆転し、準優勝に終わった選抜の雪辱を果たして初の日本一。

白幡光監督は「過去のインターハイ最高は5位。力のある子たちで目標は優勝だったけど、勝てるなんて考えられない」と驚きつつ、選手たちの奮闘を称えた。

「うれしいです。でも実感がありません」と語った主将の村田は、「これまで決勝まで行って満足している気持ちもあったり、今までそういう結果を残していないので、伝統で他のチームより劣っている面がありました。でも、しっかり応援団と話し合って、応援がサポートし、選手はその応援の力を力にして向かっていくことを意識していました」と語った。

まさにチーム一丸となってつかんだ、頂点だった。

優勝・羽黒

準優勝・東北

3位・木更津総合

3位・上宮

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取材・文◎石倉利英 写真◎井出秀人、川口洋邦