7月27日、インハイ女子個人戦が始まり、シード勢も登場し着々と試合が進行している。
トーナメント表その6の左上のシードは、井出ひなの/石原侑佳(川之石)。ふたりは今年の国体の舞台となる愛媛県の選手で、川之石はこの後の団体出場もつかんでいる。
初戦となった竹本菜穂/斉藤優香(島根・松江西)との試合に勝利した井出/石原の様子を見ると、同じ愛媛の今治北の面々に囲まれ楽しそうに話す姿が!
「試合のとき、(石原が応援のほうに)めっちゃ笑顔をみせてくれたので、手を振って返しました(笑)」と今治北の瀬戸。「(石原は)身長高いんですよ。180やろ?」というつっこみに「いや(笑)173です」と石原が返すなど、終始笑顔がはじけ仲の良い雰囲気だった。そんなチーム愛媛を激写し(冒頭の写真)、ふたりに話を聞いた。
――さて、今日の初戦については、いかがでしたか?
井出 (初戦となった松江西の竹本/斉藤ペアは)愛媛の今治に来てくれたり、よく練習試合をする相手なんです。最初の試合だったので、自分らしく、これからの試合に向けてやっていこうと思っていました。強気で行けたと思います。
石原 いつも気持ちの入り方が悪いので、そこを気を付けて、苦手なレシーブのコースだけを意識してやりました。うまくできたと思います。
――今大会の目標は?
井出/石原 16強を目指します。
――地元国体への思いを聞かせてください。
石原/井出 これまでも強化してもらってきたのですが惜しいところで競って負けてしまっているので、今年こそは結果を残して愛媛に貢献したいです。
川之石・渡部恭久監督
「井出/石原はチームの柱で、国体に向けて強化されてきたペアです。今は戦いの幅が広がっており、最初から攻める気持ちで入るということをこれまで強化練習のなかで行ってきて、入り方も良くなってきていますね。僕は国体の監督も務めますが、今の国体メンバーは最終候補の7人になっており、最後は5人に決まります。今治北、済美と川之石の選手でのチームになると思います」
地元国体へ向けて結束の固い愛媛選手たち。川之石、今治北、済美…… どの選手もこのインハイで収穫を得て、大きく羽ばたいてほしい!