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2017.10.09

【国体】少年女子・東京の連覇を決めた小林愛美「林田先輩、宮下先輩にいい思いで終わってもらおうと戦った」

第72回国民体育大会◎10/6~9八幡浜・大洲地区運動公園テニスコート(成年)、今治市営スポーツパークテニスコート(少年)

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直前のJOC杯でU-17女子シングルスを制していた小林愛美が大舞台で大仕事をやってのけた。小林は2年生で強打が武器のストローカー

今治市営スポーツパークテニスコートで行なわれた第72回国民体育大会「愛顔(えがお)つなぐ えひめ国体」のソフトテニス競技・少年女子で、2年連続4回目の優勝を飾った東京。文大杉並高単独で臨んだチームで優勝を決めたのが、2番シングルスで勝利を収めた2年生の小林愛美だった。

インターハイでは1年からメンバー入りして連覇も経験しているが、昨年は国体のメンバーには入っておらず、自身初の優勝。勝利の瞬間、涙を流して喜ぶ姿が印象的だった。表彰式終了後、涙から笑顔に変わった小林に話を聞いた。

シングルスは緊張する。手が震えていました

――優勝おめでとうございます。勝利の瞬間、涙を流していましたね。

小林 林田(リコ)先輩と(宮下)こころ先輩に最後、いい思いで終わってもらおうと思って戦っていました。優勝したらホッとして、安心して、泣いてしまいました。

――初戦の2回戦・宮城戦は、宮下こころ選手との1番ダブルスで登場しましたが、G2-④で敗れました。その後の2番シングルスも林田選手がマッチを握られるピンチがあるなど、苦しいスタートでした。

小林 最初の試合で少し緊張していました。あの試合で林田先輩が逆転で勝ってつないでくれて、もっと頑張ろうと思いました。

――準々決勝以降の3試合は、すべて2番シングルスで出て全勝でした。

小林 シングルスの方が、ダブルスよりも緊張するんです。手が震えていました、サーブのときに。

――これで林田・宮下ペアが引退します。

小林 2人がいるから、というものがなくなってしまいます。でも逆になくなるぶん、1年生も含めて、みんなで頑張っていきたいです!

みきゃんとともに

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取材・文◎石倉利英 写真◎川口洋邦