10月20(金)~23日(月)まで開催された『第72回天皇賜杯・皇后賜杯全日本選手権大会』で、高校生として67年ぶりの皇后杯優勝という快挙を成し遂げた林田リコ/宮下こころ(文大杉並高3年)。優勝を決めた直後の二人に、喜びの声を聞いた。
このペアでプレーできる時間を大事にしよう
――優勝おめでとうございます。いまの率直な気持ちを聞かせてください。
宮下 大会に入る前から、高校生での優勝をねらっていたので、達成できてよかったです。でも……全然信じられないです。
林田 67年前に高校生での優勝者がいらっしゃったそうですが、それ以降はないということなので、このペアで達成できてうれしいです。
――今大会には、どのような思いで臨んだのでしょうか。
宮下 『林田/宮下』として出る最後の大会になるかもしれないので、とにかく二人のプレーをやり切ろうと。苦しいときでも気持ちを前に出して、やり切れたと思います。
林田 このペアでプレーできる時間を大事にしようと、二人で話し合っていました。また今年は、高校生だからといって、この大会に出られるだけで満足せずに、もっと上を目指さないといけないと自覚して臨んだ大会でした。
――初日、2日目と雨の中での試合で、今日は強風でした。コンディションも難しかったのでは。
宮下 それは皆さん一緒なので、苦しいのは自分だけじゃない、相手も苦しいというのを考えながら、どこに打ったら相手にとって嫌なのか1本1本考えながらプレーするようにしました。
林田 初日、2日目は雨で本来の打つテニスが出せずにきつかったですね。今日は風があったのですが、足を動かせばしっかり打てたので、自分らしさが出せたかなと思います。
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取材・文◎田辺由紀子 写真◎井出秀人