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【都全中】女子個人・シングルスは濱島が連覇、ダブルスは徳永/松岡が頂点に

シングルスを制した濱島怜奈(右)と準優勝の野津乙笑(左)

濱島が実力発揮、元ペア&同士対決を制す

『第29回都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会』が、27日に三重県伊勢市で開幕。伊勢市市営庭球場では女子個人戦が行われ、シングルスは96人、ダブルスは144ペアが参加して春の日本一を争った。

 シングルスは昨年優勝の濱島怜奈(広島・修大附鈴峯女子中)が、初戦から競り合いが多い中で確かな実力を発揮して決勝へ。相手は同じ広島・修大附鈴峯女子中で、2015年夏の全小ダブルスでは島根県代表としてペアを組み、準優勝している野津乙笑となった。「決勝で対戦することを目指していた」(濱島)という同級生による同士討ちは、第1Gをデュースの末に取った濱島がG3-0と先行。野津も第4Gを奪ったものの、第5Gを取った濱島がG④-1で見事に連覇を達成した。

徳永/松岡は「負けるかも」をしのいでV

 ダブルスは、昨年の全中を制している岡山・山陽女子中の徳永栞波/松岡琴美と、兵庫・友が丘中の双子ペア、岸浦咲歩/岸浦菜歩が決勝で激突。G2-0と先行した徳永組に対し、岸浦組も第3Gを取って粘ったが、続く2Gを連取した徳永組が頂点に立った。

 徳永組は4回戦で、中島はな/藤井真菜(埼玉・芝東中)にG1-2とリードされると、第4Gでは2回マッチを握られ、「正直、負けると思った」(徳永)という大ピンチがあった(ダブルスは5回戦までは5ゲーム制)。しかし、これをしのいで勝ち上がってからは調子を上げ、2018年度U-14ペアの実力を見せつけた。

ダブルス優勝:徳永栞波/松岡琴美(岡山・山陽女子中)

ダブルス2位:岸浦咲歩/岸浦菜歩(兵庫・友が丘中)

都道府県全中女子シングルス

優勝:濱島怜奈(広島・修大附鈴峯女子中)
2位:野津乙笑(広島・修大附鈴峯女子中)
3位:永橋舞雪(大阪・昇陽中)
   長谷川日紀(神奈川・領家中)

都道府県全中女子ダブルス

優勝:徳永栞波/松岡琴美(岡山・山陽女子中)
2位:岸浦咲歩/岸浦菜歩(兵庫・友が丘中)
3位:八木美咲/豊満野音(岐阜・池田中)
   渡辺瑞姫/藤本朱里(千葉・昭和学院中)

    


取材・文・写真◎石倉利英 協力◎三重県連盟

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