ソフトテニスマガジン・ポータル

【選抜】男子1日目・好調キープの尽誠学園が3回戦へ、田村が木更津総合を破る

尽誠学園、2番の前衛・江尻はポイントを決めるたびに、このガッツポーズ

駒澤大が北海道科学大に勝利、中京との3回戦へ

『第43回全日本高校選抜ソフトテニス大会』は、1日目の3月28日、男女とも1回戦各4試合、2回戦各11試合が行われた。

男子36校中、初出場は高崎商業(群馬)、瀬田工業(滋賀)、精道三川台(長崎)の3チーム。いずれも初日の1回戦に登場したが、高崎商業はつるぎ(徳島)に、瀬田工業は金津(福井)に、精道三川台は網干(兵庫)にそれぞれ敗れ、2回戦進出はならなかった。

 混戦が多かった2回戦の中で、勢いを感じさせたのは、東北3位の田村(福島)。関東1位で、昨夏のインターハイでは3位に入った木更津総合に対し、1番・守谷善太/小泉啓人、2番・草野緋夏/齋藤円空で2勝。明日の3回戦では、三重(三重)を逆転で破った鹿児島商(鹿児島)と対戦する。

 また、北海道1位のとわの森三愛(北海道)は、アゼリア3位の南陽工業(山口)に勝利。1番・藤田大輝/亀田隆介が0で相手ペアを抑えると、2番の佐藤竜斗/守屋優人もそれに続いた。

 関東3位の駒澤大(東京)は、昨年選抜3位、毎年のように室内で安定した強さを見せる北海道科学大(北海道)を破って3回戦へ。1番・木鋪翼/両角仁志がファイナルの接戦を制すと、勢いに乗り、2番の櫻井亮輔/加藤拓海も、相手を0に抑えて勝利を果たした。

 その駒大は、明日の3回戦では、東海1位の中京(岐阜)と対戦。中京は、安定した力を見せて、2回戦では熊本工(熊本)を破っている。

 1週前の私学大会で3位と手応えをつかんで選抜入りした尽誠学園は、好調をキープ。1番から室智輝/石川峻伍、玉本基/江尻優太、片岡晟紀/長島奨の布陣で、前橋商(群馬)に全勝で3回戦進出を決めている。

 そのほか、大牟田(福岡)、松江工(島根)、高岡商(富山)、市尼崎(兵庫)、岡山理大附(岡山)が3回戦へ進出。

 明日はいよいよ羽黒や東北、上宮、高田商業といった注目のシード勢が登場。2回戦の残り5試合と3回戦が行われる。

中京の1番、前衛の村田。ネット際でポイントを決め、チームを勢いづけた

男子28日結果

●1回戦
網干 ②-1 精道三川台
つるぎ ②-1 高崎商業
岩手 ②-1 昭和学院
金津 ③-0 瀬田工業

●2回戦
大牟田 ③-0 長岡商業
松江工業 ③-0 新田
田村 ②-1 木更津総合
鹿児島商業 ②-1 三重
とわの森三愛 ②-1 南陽工業
高岡商業 ②-1 都城商業
中京 ②-1 熊本工業
駒澤大 ②-1 北海道科学大
尽誠学園 ③-0 前橋商業
市尼崎 ③-0 那覇西
岡山理大附 ③-0 富士宮北

男子29日対戦カード

●2回戦
羽黒×網干
横浜創英×岡崎城西
つるぎ×上宮
高田商業×岩手
金津×東北

●3回戦
羽黒vs網干の勝者×横浜創英vs岡崎城西の勝者
大牟田×松江工業
田村×鹿児島商業
とわの森三愛×つるぎvs上宮の勝者
高田商業vs岩手の勝者×高岡商業
中京×駒澤大
尽誠学園×市尼崎
岡山理大附×金津vs東北の勝者


取材・文◎田辺由紀子 写真◎宮原和也

ソフトテニスマガジン・ポータルTOPへ
モバイルバージョンを終了