【選抜コメント】女子2日目・就実が文大杉並を破る金星!
第43回全日本高校選抜大会◎3/28-30愛知県・日本ガイシスポーツプラザ
全日本高校選抜大会2日目、女子2回戦では就実(岡山)が昨夏のインターハイ覇者・文化学園大学杉並(東京)を②-1で破る金星を挙げた。1番の太田優希/森岡輪が小林愛美/白崎ひかるに、2番の石井美々花/中野舞が小松崎茉代/原島百合香にいずれもファイナルの激闘を制しての勝利を、篠埜未住帆監督に振り返ってもらった。
「生徒が一緒に戦う姿勢を見せてくれていた」
▼就実・篠埜未住帆監督コメント
――見事に文大杉並を破りました。
「ウチは昨日1試合させていただいているのもよかったのかな、と思います。先に攻めていくように、という話をしていました。私学大会では文大さんが優勝されて、ウチはすぐに負けていたので、胸を借りて思いきってやるということを考えてやってきました」
――1番を取れたのが大きかったですね。
「攻めたりつないだりという部分でメリハリをつけてできたので、相手のリズムを崩せたのかと思います。ただ、ここでホッとさせないようにだけはしないといけない」
――チームが大きく成長するきっかけになるのでは。
「インターハイも出ていなくて、中国大会で3番通過なので、厳しいパートに入るのはわかっていて、いかに相手の弱点を見抜いてやっていくかだと思っていました。以前は逆の立場で文大がウチに胸を借りて挑んできていた時代もありましたが、私が監督になってからはまだ勝ったことがなかった。どこかで流れを払拭しないと、という気持ちもありましたし、生徒が一緒に戦う姿勢を見せてくれていたのが良かったと思います」
――この試合に勝ったことで、この先の戦いもより重要になります。
「文大に勝たせてもらったわけですから、そのことをしっかり胸に刻んで、もっともっと思いきったプレーをやっていけるようにしたいです」
狙いすました勝利だった
取材◎直江光信 写真◎宮原和也