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【選抜コメント】3回戦で東北を苦しめた岡山理大附・大橋監督「県予選優勝決定戦でマッチ2本握られたチームがよくがんばった」

 私学選抜で優勝を果たした第2シードの東北(宮城)が、全日本高校選抜3回戦で苦戦を強いられた。3番勝負まで追い詰めたのは、中国1位で2年ぶり23回目の出場を果たした岡山理大附。最終的には1-②(G2-④、G④-3、G2-④)で敗れたが、ひたむきな戦いぶりは今後に可能性を感じさせた。大橋元司監督に話を聞いた。

岡山理大附・大橋元司監督コメント

――東北高校をあと一歩まで追い詰めました。

「県予選の優勝決定戦でマッチを2本握られたチームが、ここまでよくがんばったと思います。アゼリアカップでは3位になりましたが、私学や練習試合では結果が出なくて、彼らも、もがくことが多かったので。ただ結果は負けですし、インターハイに向けてまた頑張らなければいけないですね」

――手応えを感じる敗戦だったのでは。

「試合後、『もうちょっとがんばればいけるんじゃないの』という話はしました。これで悔しさを感じてくれたら、さらに努力ができるようになると思います」

――東北高校を“あおる”場面もありました。

「心理面の駆け引きをある程度理解してやってくれたんですが、真面目なチームなので、ここというところで意識しすぎてしまったかもしれないですね」

――監督から見て、今年はどういうチームですか。

「真面目でおとなしく、謙虚さがあるチームです。ただちょっとまとまりすぎている感じがするので、ここだけは、という長所を作りなさいとは言っています。あとは我々と会話ができて、自分の意見をしっかり言えるようになれば。今はまだこちらの話を聞くばかりなので」

――夏に向けて、ここで強いチームとやってこれだけのゲームをできたのは、次につながると思います。

「この試合で彼らが感じたことを、岡山に帰って個別に聞いて、そこからまた組み立てていこうと思っています。こういう風にしようとか、イメージは少しですが、できてきました。でもこれからは会話です。会話する中で、もうちょっと見えてくると思います」

――インターハイへの抱負を。

「インターハイでもっと上位に行きたいという気持ちが出てくると、県予選は絶対に負けられないという思いが出てきて、かなりプレッシャーを感じると思います。真の実力を兼ね備えないとそこは勝ち抜けない。大変ですが、がんばります」


文◎直江光信 写真◎宮原和也

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