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【選抜コメント】男子3日目・3位の羽黒、白幡監督「いつもは逆転するんですけど。常に注目される中での試合は難しい」

エースの根本拓哉/齋藤龍二は、準決勝・上宮戦に1番で出て敗れる。重圧からか思うように力を発揮できなかった

 昨年のインターハイに続いて今年2月のアゼリアカップでも初優勝を果たし、第1シードとして今回の選抜大会に臨んだ羽黒(山形)。4強まで勝ち上がったものの、準決勝で上宮(大阪)に0-②(G1-④、G3-④)で敗れ、決勝進出はならなかった。これまでとは違うプレッシャーを感じながらの戦いとなった大会を、白幡光監督に振り返ってもらった。

この負けを次に生かすように、どう練習していくかが大事

羽黒・白幡光監督コメント

――準決勝を振り返っての感想を。

「根本(拓哉)/齋藤(龍二)が全国私学でもあまり結果が出ず、状態がよくなかったんですけど、チーム全体で何とかしのいでここまで勝ってこられたという感じでした。あと1本取って3番勝負になれば、また分からなかったと思いますが」

――3番の1年生ペア(澤田吉広/荒木駿)の調子がよかっただけに、もったいなかった。

「そこまでつなげればおもしろかったかな、と。新3年生のメンバーがちょっと緊張したのか、力が入ってミスが続いたのは残念でした。(準決勝は)2番の旭笑/齋藤大樹もファイナルでマッチが2回ありましたからね。いつもは逆で、マッチを取られても逆転するんですけど」

――今大会は初戦からどこか硬さが目立ちました。

「やはり常に注目される中での試合は難しいなと思いました。生徒も、意識はしてないでしょうけど第1シードという重みのある組み合わせで、そのプレッシャーで思った通りのプレーができなくなったところはあると思います」

――去年は伸び伸びやれた。

「去年は何も失うものがなかったので、勢いでいけたんですけど、今年はその勢いがあまりなくて。向かっていくようにはしているんですが、なかなか思いきっていけないところがありましたね。逆に向こうからガンガン来られて、それ以上を行くのは難しいところがありました」

――ただ、まだ先があることを考えれば、今回の経験も貴重な財産だと思います。

「全国3位ですから。生徒はよくがんばりました。去年のチームも、一昨年に県のインターハイ予選で負けたところから1年間かけてがんばってきた。同じようにこの負けを次に生かすように、どう練習していくかが大事だと思います」

 


文◎直江光信 写真◎宮原和也

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