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【選抜】男子結果・団体3冠目指す東北がまず一冠、水木「チームとしての強さを見せられたのがよかった」

優勝を喜ぶ東北メンバー

ダブルフォワードペアが優勝を決める

『第43回全日本高校選抜ソフトテニス大会』は、3月30日(金)、最終日の競技を行い、準々決勝から決勝を行った。

 男子決勝は、東北vs上宮というカードに。東北の1番・北野亮介/鈴木竜弥、2番・水木瑠/福田成海、3番・小倉輝/檜山遥斗のオーダーに対して、上宮は1番から中西夏輝/田中駿平、上谷俊輔/小岸優太、瀬戸康平/中谷圭吾。

 2面同時進行で行われ、1番は上宮の中西/田中が、G2オールから打ち合いで圧倒するだけでなく、驚異的なコートカバーリングを見せて2ゲームを連取して、先勝。

 2番は、東北の水木/福田が、G④-1で勝利し、3番勝負にもつれたが、その3番では東北のダブルフォワードペア・小倉/檜山が、カットサービスやカットレシーブを駆使するなど、上宮ペアを前後に揺さぶり、G④-1で歓喜の瞬間を迎えた。

東北の優勝を決めた小倉/檜山

 東北は選抜では2014年以来、4年ぶりの優勝。自信を持つインドアで強さを見せ、前週の全日本私学選抜に続く優勝を果たし、次に目指すのは一昨年以来となる夏制覇だ。

 水木キャプテンは「夏はまたどのチームからも向かってこられると思いますが、インターハイ、国体も制して、団体3冠を目指したい」と大きな目標を掲げた。

東北・水木瑠主将コメント

「今日は、自分たちで考えて、どうプレーするかを話し合いながら、コートに立ちました。それが勝てた要因だと思いますし、練習から、この選抜を想定して自分たちでどうするかを考えて取り組んできました。それが今日の試合では生かせたと思います。最終的にチームとしての強さを見せられたのがよかった。インターハイ、国体でも日本一を目指して、3冠を達成することが今年のチームとしての目標です」

東北の水木キャプテン

 なお、準決勝では、東北は高田商業を②-0で破っての決勝進出。準々決勝でファイナルを制して勢いに乗るダブルフォワードペア・小倉/檜山が、準決勝では1番を任され、高田商業の花岡忠寿/伊藤瑞哉を2に抑えると、続く2番では水木/福田が中別府凌/林湧太郎をG2オールから2ゲーム連取で突き放した。

 また、上宮は、羽黒に②-0の勝利。1番の中西/田中が、根本拓哉/齋藤龍二にG④-1で勝利を挙げると、続く2番でも瀬戸/中谷が、ファイナルを⑨-7で接戦の末に制しての、決勝進出だった。

●男子決勝
東北 ②-1 上宮
北野/鈴木 2-④ 中西/田中
水木/福田 ④-1 上谷/小岸
小倉/檜山 ④-1 瀬戸/中谷

東北は4年ぶり5回目の優勝!

●男子準決勝
上宮 ②-0 羽黒
中西/田中 ④-1 根本/齋藤龍
瀬戸/中谷 ④-3 旭 /齋藤大
上谷/小岸 ――― 澤田/荒木 
東北 ②-0 高田商業
小倉/檜山 ④-2 花岡/伊藤
水木/福田 ④-2 中別府/林
北野/鈴木 ――― 下原/池口

●男子準々決勝
羽黒 ②-0 松江工業
上宮 ②-1 田村
高田商業 ②-0 中京
東北 ②-0 尽誠学園

男子

優勝:東北(宮城)
2位:上宮(大阪)
3位:羽黒(山形)、高田商業(奈良)
5位:松江工業(島根)、田村(福島)、中京(岐阜)、尽誠学園(香川)

優勝:東北(宮城)

準優勝:上宮(大阪)

3位:羽黒(山形)

3位:高田商業(奈良)

 


取材・文◎田辺由紀子 写真◎宮原和也

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