大会
2018.06.04
【インハイ予選決勝リポート】福島・女子は田村が気持ちの強さ見せる
【インハイ予選速報2018】福島/6月3、4日 あづま総合運動公園庭球場
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気持ちで上回ろう。
◎決勝(女子団体)
田村②-0桜の聖母学院
福島県インターハイ予選(団体)は、6月3日(日)、4日(月)に福島市あづま総合運動公園庭球場で決勝が行われ、女子は田村が9年連続の優勝を果たした。
決勝は、2日に行われた個人戦の1位、2位ペアを擁する桜の聖母学院と対戦。1番の髙橋萌々/向田侑里香は、序盤から気持ちの入ったボールを放って向かっていき、角田夏歩/齋藤百優にファイナルに持ち込まれながらも踏み留まる。
王手をかけヒートアップする2番で、遠藤悠沙/松藤奈美も躍動。遠藤が高いところから攻守のメリハリよく叩き込み、松藤がテンポよく得点を重ねると髙橋綾寧/櫻井莉帆に付け入るスキを与えず優勝をさらった。
4月のハイジャパ予選でも、直前の県総体個人戦でも勝てなかったライバル・桜の聖母学院を破っての優勝に、「最後に勝てたのは、気持ちでしょうか。うちはメンバー6人が3年生なので、勝ちたい気持ちで上回ろうと伝えてきました。今日は、迷いなくやってくれました」と、押久保正行監督も目を細めた。
3年生で部長の髙橋萌々は「最後の県総体なので、できないかもしれないけど思いきってやるしかないと思って」と振り返りつつ「インハイも全力で。田村魂で力を出しきりたい」と先を見据える。勝ちたい気持ちを前面に出して戦い抜いたチームの、最後の夏への挑戦が始まる。
◎上位成績(女子団体)
①田村
②桜の聖母学院
③安達
④安積黎明
★この試合は、『ソフトテニス・マガジン8月号』でも掲載されます(2018年6月27日発売)
取材・文◎井口さくら 写真◎ヤマダヒカル