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【インハイ予選決勝リポート】福島・女子は田村が気持ちの強さ見せる

パワフルなテニスを貫き優勝を決めた、田村の遠藤悠沙(左)/松藤奈美

気持ちで上回ろう。

◎決勝(女子団体)

田村②-0桜の聖母学院

福島県インターハイ予選(団体)は、6月3日(日)、4日(月)に福島市あづま総合運動公園庭球場で決勝が行われ、女子は田村が9年連続の優勝を果たした。

決勝は、2日に行われた個人戦の1位、2位ペアを擁する桜の聖母学院と対戦。1番の髙橋萌々/向田侑里香は、序盤から気持ちの入ったボールを放って向かっていき、角田夏歩/齋藤百優にファイナルに持ち込まれながらも踏み留まる。

王手をかけヒートアップする2番で、遠藤悠沙/松藤奈美も躍動。遠藤が高いところから攻守のメリハリよく叩き込み、松藤がテンポよく得点を重ねると髙橋綾寧/櫻井莉帆に付け入るスキを与えず優勝をさらった。

4月のハイジャパ予選でも、直前の県総体個人戦でも勝てなかったライバル・桜の聖母学院を破っての優勝に、「最後に勝てたのは、気持ちでしょうか。うちはメンバー6人が3年生なので、勝ちたい気持ちで上回ろうと伝えてきました。今日は、迷いなくやってくれました」と、押久保正行監督も目を細めた。

3年生で部長の髙橋萌々は「最後の県総体なので、できないかもしれないけど思いきってやるしかないと思って」と振り返りつつ「インハイも全力で。田村魂で力を出しきりたい」と先を見据える。勝ちたい気持ちを前面に出して戦い抜いたチームの、最後の夏への挑戦が始まる。

◎上位成績(女子団体)
①田村
②桜の聖母学院
③安達
④安積黎明

★この試合は、『ソフトテニス・マガジン8月号』でも掲載されます(2018年6月27日発売)

福島・女子団体優勝の田村

福島・女子団体2位の桜の聖母学院

福島・女子団体3位の安達

福島・女子団体4位の安積黎明

おまけ。田村ベンチの小さなだるまさん

取材・文◎井口さくら 写真◎ヤマダヒカル

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