【ハイジャパ】ダブルスは男子が中西/田中(上宮)、女子は木瀬/平岡(須磨学園)が王者に
【第47回ゴーセン杯争奪ハイスクールジャパンカップ】札幌/6月21、22、23、24日 札幌市円山庭球場
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「この優勝を自信にしてインターハイにつなげたい」(中西)
第47回ゴーセン杯争奪ハイスクールジャパンカップは6月24日、最終日の競技が行われ、男子ダブルスは中西夏輝/田中駿平(上宮)、女子ダブルスは木瀬晶絵/平岡琴恵(須磨学園)が優勝した。
実績のある有力選手たちも苦しんだ男子だが、決勝には春の選抜優勝校の東北と準優勝校の上宮のペアが勝ち上がった。
北野亮介/鈴木竜弥(東北)と中西/田中の対戦となった決勝は、中西/田中がG0−1から積極的に攻め、4ゲーム連取で勝負を決めた。「前に詰めて攻めることを意識した」という後衛の中西が打ち合いで押し込むと、前衛の田中がすかさずポーチ。「風も強かったけれど積極的にプレーできた」と田中は勝因を振り返った。
昨年、先輩の上岡俊介/広岡宙が大会を制し、優勝カップを返還する役割を担っただけに、「今年も優勝カップを持ち帰りたい思いが強かった」と二人は言う。個人戦での全国初タイトルだが、「ほっとしている」(田中)という言葉がそのプレッシャーを物語っているだろう。
決勝ではそうしたプレッシャーも乗り越えて、最後まで攻撃的な姿勢を失わずにプレーした。「この優勝を自信にしてインターハイにつなげたい」(中西)、「ハイジャパ優勝で満足せずに、インターハイで優勝したい」(田中)と、夏の最大の目標を見据えていた。
「優勝の実感が全然わかない。早く仲間に電話で知らせたい」(木瀬)
女子決勝は、小松﨑茉代/白﨑ひかる(文大杉並)と木瀬/平岡の対戦となり、木瀬/平岡が14ポイントに及んだ長い1ゲーム目を制すると、以降は木瀬のスピーディかつ深いストローク、171cmと長身の前衛・平岡のスマッシュで圧倒し、小松﨑/白﨑に1ゲームも与えることなく頂点へと駆け上がった。
全国大会での初タイトルに、「優勝の実感が全然わかない。早く学校にいる仲間に電話で知らせたい」と3年生の木瀬が言えば、2年生の平岡は「今まで調子が悪かったり、苦しいこともいろいろあったので、本当にうれしい」と初々しく喜びを語った。
夏に向けて、新たな注目選手たちの活躍も光ったハイスクールジャパンカップ。男子ベスト4には佐藤大晴/岩間大輝(秋田北鷹)、櫻井亮輔/両角仁志(駒大)、女子ベスト4には松本由依/奥谷奈摘(岡崎城西)、前山愛/水澤奈央(北越)が勝ち上がっている。
⦿男子ダブルス結果
優勝 中西夏輝/田中駿平(上宮)
2位 北野亮介/鈴木竜弥(東北)
3位 佐藤大晴/岩間大輝(秋田北鷹)、櫻井亮輔/両角仁志(駒大)
⦿女子ダブルス結果
優勝 木瀬晶絵/平岡琴恵(須磨学園)
2位 小松﨑茉代/白﨑ひかる(文大杉並)
3位 松本由依/奥谷奈摘(岡崎城西)、 前山愛/水澤奈央(北越)
取材・文◎田辺由紀子 写真◎井出秀人