一番きつい時に一番我慢してくれたのが勝因(清明学園・高橋監督)
広島県立びんご運動公園で開催された「第49回全国中学校ソフトテニス大会」は競技2日目の23日に男女団体戦が行われ、今年度の中学王者が決まった。
台風接近の影響で強い風が吹く中、男子では清明学園(東京)が決勝で上宮学園(大阪)との3番ファイナルの激闘を制し、団体戦初優勝を達成。
また第1シードの山陽女子(岡山)と第2シードの昭和学院(千葉)が勝ち上がった女子決勝も拮抗した好勝負になり、山陽女子が②-1で昭和学院を振りきって頂点に立った。なお山陽女子は平成28年度の第47回大会から3連覇を果たした。
男子優勝の清明学園の高橋茂監督は悲願成就となった大会を振り返り、「的を絞ってやってきた練習の成果がそのまま出ていた。子どもたちが、一番きつい時に一番我慢してくれたのが勝因だと思います」と充実の表情。
また偉業を成し遂げた山陽女子の後藤明弘監督は、「個人戦がよそ行きのテニスで、完全に受けていたので。団体戦では試合を重ねる毎に、チャレンジしようという気持ちになっていったのがよかったと思います」と笑顔で喜びを語った。
全中男子団体
優勝:清明学園(東京)
2位:上宮学園(大阪)
3位:森吉(秋田)、朝桜(滋賀)
5位:下松(山口)、見附西(新潟)、末武(山口)、河内(栃木)
全中女子団体
優勝:山陽女子(岡山)
2位:昭和学院(千葉)
3位:修大附鈴峯(広島)、下山門(福岡)
5位:芝東(埼玉)、逢妻(愛知)、池田(岐阜)、西郷第一(福島)
取材・文◎直江光信 写真◎牛島寿人