アジア大会のソフトテニス競技は9月1日、パレンバンのJSCテニスコーで大会最終日に入り、国別対抗の決勝トーナメントが行われた。女子は決勝戦で韓国を②-1として、念願の金メダルを獲得。男子は韓国に一歩届かず、銀メダルになった。
韓国との女子決勝戦は高橋乃綾/半谷美咲が長いタイブレークをG⑤-4(F10-8)でモノにすると、1-1で迎えた最終マッチは、林田リコ/黑木瑠璃華が決めた。準決勝の中華台北戦でもミスが重なるスタートだったが、「上を使え」という斎藤広宣監督の指示もあり、つなぎながらベースライン内に入ると林田が強打することで、黑木のボレーも冴えた。決勝戦も途中から同じ流れになり、G⑤-2で一気に勝負を決めた。
「結束できて、いいチームでした。夢のような瞬間でした」と黑木は主将としての大役も果たし、本来の笑顔に戻った。
●国別対抗予選
男子
準決勝 日本②-0中華台北
決勝 日本0-②韓国
女子
準決勝 日本②-0中華台北
決勝 日本②-1韓国
文◎福田達 写真◎小山真司