【国体】少年男子は4強、少年女子は8強が出そろう。男子は奈良が2連覇、女子は東京が3連覇に向けて2日目へ
第73回国民体育大会◎10/5~8 武生(たけふ)中央公園庭球場、福井市わかばテニスコート
男子、女子ともインハイとの2冠狙う
第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体」のソフトテニス競技は5日、武生(たけふ)中央公園庭球場と福井市わかばテニスコートで少年男子と女子の競技が行なわれ、男子はベスト4、女子はベスト8が出そろった。
16チームで争われる男子は、インハイ団体優勝、2冠を狙う高田商業高単独の奈良が、国体連覇に向けて順当に勝ち上がった。1回戦で地元の福井に③-0、準々決勝は香川に②-0で勝ち、1番ダブルスの下原涼太/池口季将、2番シングルスの林湧太郎、3番ダブルスの花岡忠寿/増田祐太という万全のオーダーが実力を発揮した。
奈良と同じゾーンでは、選抜優勝の東北高単独の宮城が、1回戦で東京を③-0、準々決勝ではインハイ団体3位の上宮高単独の大阪を②-0で下して4強入りした。逆ゾーンでは、インハイ団体5位の都城商業高の宮崎が、準々決勝で同団体準優勝の羽黒高単独の山形を破って4強へ。もう一つは、とわの森三愛高と北海道科学大高の混成チーム北海道が、1回戦で三重、準々決勝では富山を下して勝ち上がっている。
47都道府県がフルエントリーしている女子は、3連覇を目指す文大杉並高単独の東京が、初戦の2回戦で岐阜、3回戦では山形を下して準々決勝へ。インハイ個人優勝の小林愛美/原島百合香が1番ダブルスで2勝と貫録を見せている。インハイ団体優勝で2冠を目指す昇陽高単独の大阪は、秋田との1回戦が3番勝負にもつれ込む接戦となったものの、2回戦では愛媛、3回戦では昨年3位の神奈川を、いずれも0で下した。
このほか、インハイ個人準優勝の長谷川憂華/立花さくらが1番ダブルスで3勝を挙げ、残る就実高のメンバーも力を発揮した岡山、中村学園女子高単独の福岡などが8強入りを決めた。一方、選抜優勝の三重高単独の三重は、初戦の2回戦でインハイ団体3位の須磨学園高が中心の兵庫に3番勝負で敗れ、姿を消している。
明日は男女とも武生中央公園庭球場で行なわれ、男子は準決勝が10時30分から、女子は準々決勝が9時から行なわれる。このほか3位決定戦や、ベスト8に進出したチームによる順位決定戦を行ない、優勝から8位までの順位が決定する。
●男子準決勝
・奈県vs宮城
・宮崎vs北海道
●女子準々決勝
・東京vs岡山=①
・奈良vs埼玉=②
・大阪vs京都=③
・福岡vs宮城=④
●女子準決勝
・①の勝者vs②の勝者
・③の勝者vs④の勝者
取材・文・写真◎石倉利英