“高田商業”ペアがU-20&U-17を制す、ジュニアジャパンカップダブルス結果
競技者育成プログラムStep-4第13回ジュニアジャパンカップ2日目ダブルス◎11/17-18宮崎県・生目の杜運動公園、清武総合運動公園
アンダー世代の頂点を決める『競技者育成プログラムStep-4第13回ジュニアジャパンカップ』。競技2日目の11月18日(日)はダブルスが生目の杜運動公園で開催され、U-20男子は高田商業高のOB&3年生ペアがV、U-17男子でも高田商業高ペアが戴冠を果たし、世界ジュニア選手権で同校のメンバーを含むアンダーの選抜チームが不在の中でも、選手層の厚さを見せつけた。
文大杉並高の鈴木理奈は2冠達成
岡野萌々子/岡野若奈(広島)と鈴木理奈/平岡琴恵(東京/兵庫)によるU-17女子決勝は静寂の中、始まった。広島翔洋高ペアの岡野組は準決勝で岡本蒼生/木原那菜(北海道/奈良)のダブル後衛に逆転勝ちし、勢いに乗るかと思われたが、前日シングルスで頂点に立った鈴木理奈(東京)と平岡琴恵(兵庫)がストレートで快勝し、文大杉並高の鈴木はシングルスとの二冠を達成した。
U-17男子決勝は、高田商業が4人中3人と地力を見せた。その高商前衛の池口季将(奈良)と森川亮介(広島)のインハイ団体V&全中個人Vペアは決勝トーナメントの準々決勝からファイナル勝利と接戦を勝ち抜く。対する矢野颯人/藤久雄士の高商ペアは決勝トーナメントをすべて1で快勝してきた。互いに要所を譲らず、勝負はファイナルへ。白熱するラリーは5-5までもつれたが、矢野/藤久が攻めきり、優勝を決めた。
U-20男子決勝は、高田商業高の先輩後輩ペア、近藤昴/増田祐太(学連/奈良)が、小田島俊介/瀬川楓雅(学連/岩手)と対戦。近藤組が序盤からペースを握らせることなく、0で快勝した。U-20女子は、原島百合香/福田麗優の高校生&大学生ペアが制している。
実力伯仲のU-14男子トーナメントは全小個人チャンピオンの國松樹人/國松巧(新潟)が予選2位ながらも決勝トーナメントへ進出するなど、ジュニア組も勢いを感じさせた。決勝は奥田叶汰/三浦瑠伊(岡山/兵庫)と濱本莉輝/黒坂卓矢(京都/埼玉)が対戦。ファイナルデュースのシーソーゲームになるも、奥田/三浦が押しきった。ジュニアジャパンカップダブルスの結果は以下の通り。
●U-20男子ダブルス
優勝:近藤 昂/増田 祐太(学連/奈良)
2位:小田島俊介/瀬川 楓雅(学連/岩手)
3位:花岡 忠寿/鈴木 竜弥(奈良/宮城)
阪本 崚/齋藤 大樹(日本学連)
●U-20女子ダブルス
優勝:原島百合香/福田 麗優(東京/学連)
2位:古田 麻友/早川 日向(学連/東京)
3位:木瀬 晶絵/上野 小町(兵庫/大阪)
松尾 七海/井本 寛乃(学連/愛知)
●U-17男子ダブルス
優勝:矢野 颯人/藤久 雄士(奈良)
2位:森川 亮介/池口 季将(広島/奈良)
3位:山本 大陸/松本 翔太(奈良/東京)
大年 優吾/米川 結翔(広島/香川)
●U-17女子ダブルス
優勝:鈴木 理奈/平岡 琴恵(東京/兵庫)
2位:岡野萌々子/岡野 若奈(広島)
3位:佐古 香織/永江 鈴香(東京/福岡)
岡本 蒼生/木原 那菜(北海道/奈良)
●U-14男子ダブルス
優勝:奥田 叶汰/三浦 瑠伊(岡山/兵庫)
2位:濱本 莉輝/黒坂 卓矢(京都/埼玉)
3位:高木 皆人/上田 泰大(岡山/新潟)
鈴木 郁哉/木下 颯汰(神奈川/長崎)
●U-14女子ダブルス
優勝:西村 麻央/杉本 希(福岡/埼玉)
2位:天間 美嘉/髙橋ひかる(青森/香川)
3位:望月 聖那/畑中 望来(兵庫/和歌山)
斉藤 愛/桑木 愛花(大阪/栃木)
取材・文・写真◎後藤優太